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第捌話「同棲」 ページ10

男主side

サ「……。」

『?サドさんどうしました?』

サ「なんか…お前に敬語使われると物凄ぇ違和感がする…。」

『え、そうですか?』

そ、そんなに僕の敬語って変なのかな…?

サ「俺も呼び捨てするから、夏樹も俺の事呼び捨てしろよ。敬語も抜いてな」

『あ、はい分かりました…じゃなくて、分かった…。サド』

サ「うむ、よろしい」

違和感を感じるって言ってたけど…僕の事を紫月って勘違いしてたのも何か関係しているのかな?うーん、全然分からへん…。

サ「そういや、夏樹って中学生だよな?なんで一人暮らししてるんだ?」

『いや、中学生じゃなくて高校生だよ?!一人暮らししてる理由は、母さんの家を大幅に改装するから!』

サ「ハッ、悪ぃ悪ぃww」

サドさん…ゲフンゲフンサドはさも面白そうにケラケラと上半身裸のまま大笑いした。さっきまではかなり緊張していた様だけど、だいぶ緊張が解けてきた様だった。

というか、なんで皆僕の事中学生って間違わないのにサドだけ間違ったんだろ…。

サ「よし、決めた!」

『何が?』

サ「俺、夏樹と一緒にここの部屋に住む!」

『…は?』

サドの突然過ぎる爆弾発言により、普段は滅多に出ない声が出てしまった。というかちょっと待って、一緒に住むって大丈夫かな…?仮にも僕、人間だし…。

サ「夏樹がシドに霊気食われて妖印付けられてから、目に見えてお前の霊気と妖力の蓄積量が増えてっから外出たら確実に狙われるぞ?特に男の妖怪に」

『え、それってどういう事?』

サ「簡単に言うと、お前霊気の蓄積量半端ないから他の妖怪に確実に狙われるって事だ。お前、多分昔っから男だけに襲われるだろ?」

『な、なんで知って…。』

サドの言う通り、何故だか分からないけど僕は昔っから男の人だけに襲われる事が多いんだ。ストーカーにあった事も何度もあったし、しまいには拉致られそうになる事も何度かあった。

サ「やっぱりか…。合うんだよ、波長が」

『波長…?』

サ「特定の奴と一緒にいると、謎に安心することあるだろ?」

『あ、あるある…!』

サ「それと似た様なもんだ。そいつの事を守ってやりたい、一緒にいたいって思うもんだ。いわば母性に近いな。お前の場合は、その波長の範囲がおっそろしい位にだだっ広いのよ。だから、夏樹は昔っから男に狙われたり襲われたりするんだよ」

『な、成程…。』

と、途中からよく分かんなくなった…。あんなに言ってよく噛まないな…。

ありがとうございます!→←第七話「説明」



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ジジ - 絵書いてみてもよろしいでしょうか? (2020年7月25日 17時) (レス) id: 06e1334f71 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(*´ω`*) (2019年1月5日 10時) (レス) id: 03f53390f0 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタレシャイニング - この作品…最っ高…!! (2019年1月5日 4時) (レス) id: 529cfe3136 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!修正しておきます! (2019年1月4日 13時) (レス) id: 03f53390f0 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごく面白かったです!続き、楽しみにしております! 拾壱話のところ、名前変換されてませんよー! (2019年1月4日 13時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年12月26日 19時

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