【ツイステ×鬼灯の冷徹】冤罪？ハ、笑えない冗談ですね。

変わらない状況 ページ32

リドルside

ッ、一つ一つの攻撃が重すぎる……！

何なんだ彼岸のあの姿は……？！

ぐし、と頬を伝う汗を拭いながら一つ舌打ちをした。
厳格な精神にもとずく寮長をしている僕がなんて様だと思うかもしれないが、どうか許して欲しい。
言い訳にしかならないが、この酷く緊迫した状況でいつも通り平静を保てというのは酷な話だろう。

不意に、叫び声が鼓膜を刺す。

カ「リドル！！前！！」

ケ「リドルくん！！」

気付けば、目の前に荒れ狂う炎の渦が迫っていた。

完全に意識の狭間を突かれ、身体が固まり動く事が出来ない。
まずい……！！
ギュッと目を瞑る。

だが、待てど暮らせど熱さは襲ってこない。

リ「？！」

不意に、襟首を引っ張られ反射的に尻餅をつく。

カ「オアシス・メイカー！！」

僕を飲み込もうとした炎の渦は、荒れ狂う水流によって鎮火された。
肌に落ち、ﾁﾘｯとした痛みが走る火花に思わずゾゾゾッと背筋が寒くなる。
あぶ、なかった……！！

どうやらケイトが襟首を引っ張ってくれたらしい。

後一歩遅ければ、僕は文字通り丸焦げになっていただろう。

カ「大丈夫かリドル？！かなり危なかったぞ！」

リ「あぁ、ありがとうカリム！！」

ジ(ル)「無駄口叩いてる暇があるなら前を見ろカリム！！ウォーターショット！！」

しかしやはり強すぎる……！！僕のユニーク魔法も弾き飛ばされてしまうから使う事が出来ない……！！
それにあの浮遊(箒無し)が仮に魔法だとしたら、魔力を止めた時点でそのまま墜落する可能性も……！！

ッ、一体どうすれば……！！しかし、悠長に考える時間などあちらさんは与えてくれない……とりあえず最小限のダメージで彼女のオーバーブロットを収めなければ……！！

◇◇◇
補足的な何か(書けそうなので入れます)

彼岸のオーバーブロット時の姿について。


イデアが表記した通り一般的な白無垢。

しかし頭のあれ(角隠し？)は無い。
目は白目がなく、完全に真っ黒でドロドロとインクが涙の如く流れ出ているという完全なホラー映像。

天女を模して、帯みたいな紐がふよふよ浮かんでいるという設定。

多分カード化？するなら彼岸花の花は必須。

やっぱ理性を無くして暴走して、ボロボロの状態で気絶するって良い……良いよね(読者さん、こいつやっても良いですよ)

因みに名前の一部が被るキャラはこのように表記します。

例

ジャック

ジ(ク)「俺は負けねぇ！」

ジャミル

ジ(ル)「余所見するなよ！」

見にくかったらすいません！！

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