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世界を救う大人の事情_スタークside_ ページ6

『…早く終わらせてくれないかしら、“長官どの”』

長官「まぁそう言うな」

坊やのスーツのメンテや頼まれてる部品の改良、極秘データの解読にペッパーの誕生会企画で既に4徹はしてるんだがな…

さらにフューリーの面倒事にまで巻き込まれるとはな

くそ最悪だ

だがまぁ、蜘蛛の坊やがご立腹だしトラブルを起こしかねないし

ただでさえ言うこときかないのに

あぁ…ペッパー、僕を癒やしてくれ

スタ「…コホンッ、お二人さん、イチャつくなら余所でやってくれ
ここは私のラボだ」

『やめてくださいよ
私には大切な人がいるんですから
それに、こんな卑怯な人とはご免です』

けっこうな物言いだな

…ふむ、にしても…彼女が坊やの選んだ相手か

確かに綺麗で、いやどっちかっていうと可愛らしい部類に入るか

ペッパーとはまた違うタイプだな

スタ「“卑怯”か、フューリーなにしたんだw?」

長官「…ちょっとした取引条件を提示しただけだ」

『よく言うわ
ピーターを人質にして、私に全面的な協力を仰いだくせに』

スタ「なるほど、それは紳士としていかがなものかな、フューリー?」

長官「あぁ、だがそうするしかなかったんだ」

『…で、私にアイアンマンの中の人を会わせたのには何か理由があるのでしょう?
今日はピーターと一緒にいる日だったのに…断って来たんですからね
気まぐれとかだったら、消すわよ』

長官「わかってる
スターク、私が消されないうちに彼女を正式にアベンジャーズに加えてくれ
キャプテンと何かあったのは知っているが、あぁもちろん口は出さないが…
早急になんとかしてくれ。サノスが動く前に手を打てたらそれが理想だ
彼女の能力は最悪の場合の保険なんだ」

スタ「…ガッツリ口出してくるんじゃないか…(ボソッ)」

長官「なにか、言ったか?」

スタ「いや、なんでもない
はぁ…つまり、僕には爺さんと仲直りして、アベンジャーズを再結集して、目の前の彼女を保護しながらインフィニティーストーンの捜索と破壊を可能にする機器を作れと?」

長官「できるだろう?」

スタ「…爺さんとの仲直りについては、あまり期待しないでくれ」

長官「期待している
それと言い忘れていたが、お前のところの蜘蛛の坊やに危害を加えようものなら、そこの彼女が黙ってないからな
サノスより危険だ。丁重に扱ってくれ」

…勘弁してくれ
僕は爆弾を押し付けられたのか!?


『どうも、A・ウェスカーです』ニコ

スタ「どうも…アイアンマンの中の人だ」←

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作者名:kirin | 作成日時:2019年8月22日 14時

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