親愛なる隣人の隣人【アベンジャーズ】 (ページ3)

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隣人の恋＿ピーターside＿ページ3

はじめまして！

僕、スパイダーマン！

いつだって君の親愛なる隣人だよ

って、もう知ってるかな

放射性のクモに噛まれてから、この世界でたった一人のスパイダーマンだ。

でもメイおばさんには内緒にしてる

今はスパイダーマンとして放課後のパトロールとか、スタークさんへの報告とか、

あと、アベンジャーズの勧誘を断ったのが一昨日

え、なに、しゃべりすぎ？ゴメンちょっと黙るよ

…

…、もういい？

でさ、今日はここ最近で一番特別な日なんだ！

僕の家のお隣さんとお家デートする日…///

僕より少し上の、美人でかわいいお姉さん

僕がメイおばさん家に引き取られてから、ずっと気に掛けてくれてて

引っ越してきたばかりの小さい頃によく遊んでくれた

『ピーター、いらっしゃい！
新鮮なブドウが採れたからジュース作ってみたの
さっきクッキーも焼いたわ
沢山食べて！』

今もこうして、お互いの都合が合う日は僕を招いてくれて、美味しいスイーツとジュースをごちそうしてくれるんだ

彼女は、僕の大切な人…いや、まだ告白とかできてないけど…

モテそうだし…かっこいい彼氏とかいるかも、…しれないし……

まず、僕じゃつりあわない…

ピ「…ありがとう」

『？どうしたの？元気ないね
学校で何かあった？インターンで疲れてるのかな？』

ふわっ

ピ「っ！…////い、いや大丈夫！元気だよ！」

彼女はさりげなく僕の髪を撫でて、少し心配そうに笑う

『口数が少ないから、心配になっちゃったよ
いつもは口にカエルでも飼ってる勢いなのにｗ
皆の隣人も、たまには休まなきゃね。そんな日も必要だよ』

彼女はスパイダーマンの正体が僕だって知ってる

知ってて、拠り所になってくれる

スパイダーマンとしての僕じゃなく、ピーター・パーカーとしての僕をちゃんと見てくれる

だから彼女だけは、スパイダーマンなんかにあげない。

家がお隣さんなことも含めて、僕の隣人。

ほんとは、僕だけの隣人でいてほしいけど。

ピ「うん、…ありがとう
A…あのね、僕の話聞いてくれる？」

『えぇ、今日はどんな話が聞けるのか楽しみにしてたの
聞かせて』

僕は彼女のぬくもりを髪に感じながら、インターンであったことを少しずつ話した。

ピ「僕、…スタークさんのところでインターンしてたのは知ってるよね？
スパイダーマンとして活動してたんだけど、友達のお父さんが違法武器商人で…＿＿＿」

Aの隣にいると、いつもより呼吸が楽なんだ。