045 원우 ページ45
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ウォヌ side
「 お前マジでさあ、勝手に巻き込むのやめろよな。 」
「 抜け駆けしたらキレるくせに！ 」
Aの家からの帰り道、スニョンとそう言い合いをしながら歩く。
スニョンは相変わらず俺ん家に居候しているから、当然帰り道は最後まで一緒だ。
Aの作ってくれたご飯を食べている時、なんとなく将来の話になるとAに " 結婚相手が見つからなければ自分とウォヌから選べばいい " なんて言ったスニョン。
何の気なしに言ったんだろうけど、俺にとってはとんだ巻き込み事故だ。
「 ……告ってもねーのにフラれるとこだったから、マジで 」
「 ごめんごめん 笑 」
スニョンはかなり前からAのことが好きだ。
そして俺もスニョンと同じようにAのことが好きで、大切で、愛おしくて仕方がない。
俺はスニョンがAに抱いている気持ちを知っているし、スニョンも俺がAに抱いている気持ちを知っている。
だけど俺は正直、Aとどうにかなろうなんて思っていなくて。
ただ今のこの関係が続けばそれでいいと思っている。
そしてそれはスニョンも同じらしく、今まではお互い踏み出すことなくこの関係を保ってきた。
……俺たちのことだから、きっとこれからもこの距離感が続くのだろう。
だけど、そんな俺たちにはお互い以外にもライバルが多いようで。
「 ……ユンジョンハン、どう思う？ 」
そう話を振ったのは俺。
「 あ〜……まあ、そうなんじゃない？多分。
少なくとも俺は好きな子じゃないとあんな額使えねーなー。」
スニョンは首に手を当て、参った様子でそう言う。
「 だよなあ…… 」
「 ジョンハニヒョンには勝てねーや。笑
……仕事も金も見た目も、全部持ってんじゃん。」
自分を卑下するようにそう言うスニョン。
「 ……それ以外はお前の方が勝ってるよ 」
……これは本当に本心だ。
「 え〜なんだよウォヌ〜！！ 」
「 ちょっ、くっつくなって 」
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「 ……ま、俺もウォヌの方がかっけーと思うよ、ジョンハニヒョンより。 」
何度かやり合いが続いたのち、無理やり肩に乗せてきた腕を下ろしてふとそう言ったスニョン。
「 ……サンキュ 」
「 ……おっしゃ〜〜！！打倒ユンジョンハン！！！ 」
「 おい、！ちょっ、 」
なんだかテンションが上がってしまったスニョンは俺の腕を引いて家までの道を走り出した。
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まこ(プロフ) - つかっさーさん» ありがとうございます！！今後も楽しみにしてもらえるよう頑張ります(^-^) (2021年11月27日 20時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
つかっさー(プロフ) - この作品本当に大好きです！細やかながら応援してます^ ^ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 17593dbb6b (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 優さん» すごく嬉しいです！ありがとうございますーー！( ; ; ) (2021年11月26日 22時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 帰ってきたスニョンに教えるってていで人物紹介するの展開うますぎてすごいです めちゃくちゃ好きですこのお話 (2021年11月15日 14時) (レス) @page25 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ
| 作成日時：2021年10月8日 18時
