023 ページ23
.
「 なぜか俺が担当になっちゃってさ…… 」
ジス先輩と話すバーノンくんをチラッと見てそう言うウォヌくん。
その表情からはかなりの困惑が窺える。
「 まあ悪い奴じゃないからさ、ちょっと変わってるけど 」
スニョンくんはそう言ってウォヌくんを励ます。
確かに、悪い人じゃなさそうなのは彼の表情や話し方なんかから手に取るようにわかる。
「 …ウォヌヒョン、僕のことも忘れないでくださいね 」
「 忘れるわけないだろー、ディノのことはずっと気にかけてるよ 」
「 さっすがヒョン。Aヌナなんて僕のこと放ったらかしでスニョン先輩と社内散歩しに行こうとしちゃうんですから。 」
口を尖らせ、告げ口をするような口調でそう言うチャンくん。
ウォヌくんもそれにノッて " なんだとー！？ " なんて、いたずらっぽく言ってくる。
『 散歩じゃなくて案内だよ、案内。
……ほったらかしたつもりなんてないのに〜…… 』
私がわざと悲しげにそう言うと、もっと悲しそうな顔をして
「 ヌナがいないとする事ないんですもん…… 」
と言うチャンくん。
『 ほんっとにチャンくんはかわいいね…… 』
可愛がられ後輩力全開のチャンくんにK.O.されてしまった私。
それを見たウォヌくんは呆れたように笑う。
「 あー、Aさん、僕も経理に用事あるので一緒に行ってもいいですか？ 」
そう声をかけてきたのはバーノンくん。
もちろん、断る理由なんてない。
『 行こう！ 』
「 ありがとうございます 」
「 戻って来たら続きやるから、帰ったりとかしないでね 」
少し心配そうな表情でバーノンくんにそう声をかけるウォヌくん。
「 ？まだ午前中ですよ、ヒョン 」
そう返す彼は至極真っ当。
" あ、はは、そうだな、笑 " とタジタジのウォヌくんが面白くて思わずクスッと笑ってしまう。
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
評価していただいてありがとうございます
星が赤になった〜〜
このペースなのでおそらく長編になります
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1689人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まこ(プロフ) - つかっさーさん» ありがとうございます！！今後も楽しみにしてもらえるよう頑張ります(^-^) (2021年11月27日 20時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
つかっさー(プロフ) - この作品本当に大好きです！細やかながら応援してます^ ^ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 17593dbb6b (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 優さん» すごく嬉しいです！ありがとうございますーー！( ; ; ) (2021年11月26日 22時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 帰ってきたスニョンに教えるってていで人物紹介するの展開うますぎてすごいです めちゃくちゃ好きですこのお話 (2021年11月15日 14時) (レス) @page25 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まこ
| 作成日時：2021年10月8日 18時
