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「 ……領収書はそこ置いといて 」




『 今日は領収書じゃないよ、ジフンくん 』




私がそう言うと、やっとパソコンから目線を上げる。
いつもは目も合わせてくれない経理課のジフンくん。




「 ……なに、トラブル?勘弁してよ 」




『 やだなあ、違うよ。
こちらアメリカ支社から来られたジス先輩、スニョンくん、バーノンくん。社内を案内してるの。 』




……私は今日何回このセリフを言うのだろうか。




「 …あ〜、どうも。経理課3年目のイジフンです。 」




「 お、同期じゃん。よろしく〜 」




「 …馴れ馴れしいな。 」




肩を組もうとするスニョンくんの腕を鬱陶しそうに払うジフンくん。
通常営業だ。




「 ジフンくんはクールだね 」



" クール " の部分だけやたらと発音がいいジス先輩を一瞥して、ジフンくんはバーノンくんに目線を移す。




「 ……スーツは? 」





「 あー、やっぱり着なきゃダメ? 」




バツが悪そうにそう言うバーノンくん。
確かにその格好は会社には不釣り合いだ。




「 当たり前だろ。あとタメ口使うなよ。」





「 あー、はい。スーツは持ってない。 」





「 ……わりいな。こいつこういう奴なんだよ 笑 」




「 はあ、ちゃんと教えてやれよ。……慣れるまでは色々しんどいだろ、きっと。 」




「 ヒョン……! 」




チラリと見えたジフンくんの優しさに、口をあんぐりと開けて大げさに感動するバーノンくん。





「 …さっさとスーツ買いに行け 」




「 それ経費で落ちます? 」




「 落ちるわけねーだろ帰れ 」




「 ワーオ 」





意外とジフンくん・バーノンくんの相性がいいことがわかってしまいニヤニヤしてしまう私。

チラッとチャンくんを見ると同じことを思っていそうな表情をしていて、目が合うと一緒にくすくすと笑う。






「 ジフニヒョン!これ総務部長からで……あれ、Aさん!チャンも! 」





そんな明るい大きな声とともに入ってきたのは総務課のソクミンくん。

私とチャンくんを見つけて顔いっぱいに笑みを浮かべている。




『 ソクミンくん、お疲れ様。 』




「 お疲れ様です!……そちらの方々は、? 」




「 どうも〜、アメリカ支社から来たクォンスニョンと、こっちがジョシュアヒョンで、こっちがバーノン。 」





私が口を開くよりも先に自己紹介してくれたスニョンくん。
ソクミンくんは " アメリカ!?すご!! " と驚いた表情をしている。





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まこ(プロフ) - つかっさーさん» ありがとうございます!!今後も楽しみにしてもらえるよう頑張ります(^-^) (2021年11月27日 20時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
つかっさー(プロフ) - この作品本当に大好きです!細やかながら応援してます^ ^ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 17593dbb6b (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 優さん» すごく嬉しいです!ありがとうございますーー!‪( ; ; )‬ (2021年11月26日 22時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 帰ってきたスニョンに教えるってていで人物紹介するの展開うますぎてすごいです めちゃくちゃ好きですこのお話 (2021年11月15日 14時) (レス) @page25 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこ | 作成日時:2021年10月8日 18時

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