嫌な把握。 ページ2
私は目を開けた。
転生でもしたのだろうか?
私はスクッと起き上が……………?
『起き上がった』?
私は目を開いた。
そして急いで手を確認する。
まさかの急展開なんて嫌だ〜と思っていた。
でも……………私が見たのは赤子の未熟な手ではなく、わんぱく少女特有の丁度よく日に焼けた手だった。
拝啓お母さん、お姉ちゃん。
なんか嫌な予感がします。
こんな時はどうすればいいのでしょうか?
神様の職務ミスなのでしょうか?
なんだか怒りが沸々と沸き上がってきた。
『早く私を殺してくれ』という怒りが。
私が目覚めた屋敷で派手に死ねる道具を見つけた、包丁。これが夢なら本当の世界に戻れる筈…………かもしれない。
私は包丁で自分の首を刺した。
本当に痛い。
ドロドロに熔けた鉄が首にかかった気分だ。
…………私は死んだ気でいた。
でも………生きてしまっていた。
そして傷が無かったかのように治っている。
…………今まで史上、こんなに殺してくれと思う日がくるとは驚いた。
最悪でも死んだ親友の元へ行きたかったのに。
私は考えている。
誰にどうやって殺して貰うか。
傷が塞がったという事は……人間以外の何かなのだろう。
まあ、出来るだけ気楽に行こうか。
出来るだけ。
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るぅ(お豆腐) - 面白い話だと悟っりました!!小生にはぴったり(?)←だとおもいますスキスキ更新まってる! (2019年8月4日 9時) (レス) id: 97296c8ef5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃっつ☆にゃんこ | 作成日時:2018年7月17日 18時