【ゴーストハント】陰陽少女と旧校舎の怪談【ナル】 (ページ5)

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ファイル４少女の正体ページ5

渋谷さんと助手の方を病院まで案内すると助手の治療を待つ間に渋谷さんが言霊を紡いだときのことを聞いてきた

ナ「あれはなんだったんだ？」

『あれは言霊といいます。あなたなら知ってると思いますが、一度言葉をはいてしまうともうもとには戻りません。その言葉はやがて言霊となって自分へ帰ってくるのです。いいことも、悪いことも…』

ナ「ああ…」

『私は巫女です。陰陽師でもありますが…天照大神(あまてらすおおみかみ)様を奉っている唯一の神社の巫女は遥か昔から言霊を使えていたそうです。私の先祖の胡乃江恵魅(このえめぐみ)は自分の夫である紅月流臥(あかつきりゅうが)とともに暴走した八百万大神(やおよろずのかみ)を封じたと言い伝えられています。』

ナ「聞いたことがある。胡乃江家は安部家と同じくらいの力を持っていると昔読んだ本にのっていた。そして紅月家は安部家の分家だったと」

『そうです。私は先祖の力を強く受け継ぎました、そして兄の流覇も』

ナ「お兄さんもその力を？」

『お兄様は陰陽師の…紅月の力を強く受け継いだんです。胡乃江の力はまったくといっていいほどありません、ですが陰陽師としてなら私よりも強いでしょう。』

ナ「なるほど…」

『話しはこれくらいにしましょう！助手さんの怪我は大したこと無さそうですし、また明日会いましょう♪』