参話 ページ5
ハッ
『ふぁ〜よく寝たってもう夜じゃん!』
その時、寒気が走った
ドクン
ドクン
嫌な予感がする
昔、誰かが言ってたっけな
「幸せが壊れる時はいつも、血の匂いがする」
まさかと思ってクンクン匂いを嗅いでみた
そして、本当に血の匂いがした
しかも、うちの家の方から
ドクン
ドクン
だんだん大きくなっていく心臓の鼓動
『ハッ、ハッ』
うまく息が吸えない
過呼吸で息が苦しい
『スー、ハー』
なんとか過呼吸は直った
そして、うちは自分の家を目指して走った
息が苦しい
頭が痛い
それでも、走るのはやめなかった
バン!
『お父さん!お母さん!』
玄関で二人を呼んだが、来なかった
まさか、
家の中に上がって襖を開ける
ガラッ
『お父さん!お母さん!
え、』
目の前の光景が白黒に見えた
『ッ、』
自分の両親が、冷たい床に血まみれになって、倒れていた
『ッ、嫌だ嫌だ嫌だ!
お父さん!お母さん!頼むよ!起きてよ!』
体は冷たく、呼吸もなく、心臓が動いていなかった
?「あれ?まだ一人いたんだ」
後ろを振り返る
そこにいたのは間違いなく、
鬼「もしかして、君は今帰ってきたばっかりかい?」
鬼だった
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ツーピース(プロフ) - ありがとうございます! (2019年11月5日 18時) (レス) id: ae116098a1 (このIDを非表示/違反報告)
紅芋 - まだ、プロローグだけですが、更新がとても楽しです! (2019年11月5日 18時) (レス) id: e9831dc3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツーピース | 作成日時:2019年11月5日 17時