この恋、叶いますか？【竈門 炭治郎】

ー期待してしまうけど、ー ページ5

貴方視点

「……A…………A…………………A！」

『！？、え、何』

ぼーっとしていると、誰かに呼ばれた。

炭「あ、よかった。ぼーっとしてたから…」

呼びかけていたのは炭治郎だった。

『あ、ごめんごめ…ん！？』

左手が妙に温かいので、左手を見ると、炭治郎が私の手を握っていた。

炭「あ、いやだったか…？」

『嫌じゃないから大丈夫。』

嬉しい。好きな人と手を繋げた。
内気な私にとって、大きな進歩だ。

炭「もしかして、悩みとかがあるのか！？もしあったら遠慮無く俺に相談してくれよ！」ｷﾞｭｯ

そういい、握る力を強くする炭治郎。
でも、痛くならないように優しく握っている。
言える訳ない。好きな人が目の前にいるのに、恋の悩みなんて言えない。
それに、炭治郎も鈍感だし。

『大丈夫！気にしないで。』

炭「そうか！ならいいんだ！」ﾆｺｯ

いつも君は、私を期待させる。
もしかしたら炭治郎も…なんて思う事ばかりをしてくる。
この恋に期待しても、意味はない。

初恋は実らない。そんなこと知ってる。でも、少しだけ期待していいですか？意味がなくていい。
君を想うだけでもいいですか？




この恋は、叶いますか___________？

ーそんな自分が憎いです。ー→←ー俺を見てくれなくてもー

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