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ー大事なときに…ー ページ22

貴方視点


…え…ど、ういうこと…?


義「…い、おい…おい!」バッ


私は呆然としていて、義勇さんに声をかけられ、やっと気付いた。

『!…あ、すみませ、…!』


義「…それ、炭治郎に届けた方が良いんじゃないか…?」


…嫌だなぁ…


二人は両想いだから、きっと…いや、絶対付き合うことになるだろう。
“会わせたくない”、“気付かないままが良い”…そんな考えが、頭の中でグルグルとまわっている。
そして、そんなことを考えてしまっている自分も嫌だ。


…私は義勇さんに、

『はい。渡してきますね。』ニコ


そういって、笑った。
自分は笑えていたのか不安だった。

義勇さんは、それを見て悟ったのか否か、

「…無理するな。」ポンポン


と言って、頭を撫でてくれた。
じわ…と何故か心が暖かくなった。


『…ありがとう、ございます…こ、今度また来ますね!』


義「…嗚呼。いつでも待っているぞ。」

『では。』

そう言って義勇さんに別れを告げ、私は炭治郎の元へ走っていった。




ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー









『ハァッ…!ハァッ…た、たんじろ…!』ゼェゼェ

炭「!?だだッ、大丈夫か!?どうしたんだそんなに急いで!!」


猛ダッシュで炭治郎の元へ走って行ったので、案の定すっごく心配された。


『…あの、さ…これ…』スッ

息が落ち着いてから、あの手紙を炭治郎に渡す。

炭「…?…ぇ…カナヲ、から…!?何だろう…」

炭治郎は驚いているようだった。
だろうな。私も驚いたもの。

そして、炭治郎がその手紙の封を開けようとしたとき、


鴉「カァー!!A!!冨岡義勇トノ長期任務ダァ!!急ギ合流セヨォォォ!!」

と、鴉がいいに来た。


『えっ…でも…』


炭「大丈夫だA!安心して行ってこい!Aなら絶対に平気だ!」ニコッ


そう言って笑う君は、太陽の様だった。

『…わかった!じゃあね!炭治郎!』


私も笑い返し、先程まで一緒にいた義勇さんとの長期任務に出掛けた。

ー意外に鬼だった。ー→←ー君への恋文ー



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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 我妻善逸   
作品ジャンル:アニメ
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AKI(プロフ) - やばい興奮しちゃう…善逸好き!!炭治郎…がんばれ!! (2021年5月8日 16時) (レス) id: f014603ec7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん狐。 - AKIさん» またまたコメントありがとうございます!!感謝感激雨嵐です((あの選択がどうなるのかを楽しみにしながらご覧ください!!(( (2021年5月3日 22時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
みかん狐。 - かすたーどさん» 応援マジで励みになりますありがとうございます!!((私もこういうのが大好きで大好きて書き始めるにまで至ってしまったので。((コメントありがとうございました!! (2021年5月3日 21時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
AKI(プロフ) - 炭治郎……なんであんな選択をしたんだ!!いやカナヲが可哀想だわ… (2021年5月3日 13時) (レス) id: f014603ec7 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - ああああぁぁ!こーゆーのすごく好きです!応援してます! (2021年5月3日 11時) (レス) id: 3b9c089b72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかん狐。 x他1人 | 作成日時:2020年10月31日 10時

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