この恋、叶いますか？【竈門 炭治郎】

ー恋文(ラブレター)分けー ページ20

貴方視点



ドサドサドサァッ！！



炭「『ぅお…！？/ぉお…』」


大量の手紙を抱えた私と炭治郎の鎹鴉
が、その大量の手紙を離した瞬間、手紙じゃ絶対ならない音がして落ちたのだ。


この大量の手紙は、柱(主に宇髄さん)宛だ。炭治郎は柱に会う機会が多いので、「これを音柱様に届けてください…」とか、「水柱様にお願いします…」とか、「胡蝶様にお願いします！」などなど…
まぁ…俗に言う恋文(ラブレター)というやつだ。

炭「じゃあ…やるか。A。」


腕捲りしながら言う炭治郎。
柱への恋文(ラブレター)が混じっているので、分けなければいけないのだ。

『だね。よし…やるか。』


この手紙、結構あるな…
まあいつもだけどさ…



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『これは…宇髄さん宛だな…』


炭「Aーこれってしのぶさん宛で合ってるかー？」

『うん。合ってるよ〜』


この時間は結構好きだ。炭治郎と二人っきりで居られるから。炭治郎に見えないようににやついてしまっている。
炭治郎に、「頼むA！」と頼まれる度に、頼られてるんだなぁ…と嬉しくなる。まあ本人は無自覚だから気づいてないけどね。笑


「ふぅ…こっちは終わったが、そっちはどうだー？」


『…！ぁ、こっちもちょうど終わったよ！』


終わってしまった…
でも、まだ次にやることがある。
それは…



炭「よし…じゃあ、届けるか…！」

『そうだね…！』


柱達に届ける。それが最後の仕事だ。

ー君への恋文ー→←ー取られちゃう…！ー

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