【鋼の錬金術師】禁忌を犯す者、煉獄に堕ちる (ページ10)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:988 hit

氷壁の錬金術ページ10

マリア「こいつの錬金術は・・・。」
ミリア「賢者の石・・・？」
クレア「だとしたらこの気配の理由もつくんだが・・・まず、氷の壁を壊すほうが先か・・・。」
迫り来る氷から逃げるため走り出したアルとエド。
エド「なにやってんだ！？」
ミリア「じゃあ真面目にやっちゃうよ！！」
キッと氷をにらみつけるミリア。
ミリア「真の炎よ、我が敵を滅ぼせ・・・爆炎発動―――――――！！」
手を合わせた瞬間、深紅の炎が氷の壁を覆う。
目の前に来る壁を壊した。
だが・・・。
マリア「ほかの場所にも氷の壁が出てる！」
アレックス「我がアームストロング家に代々伝わりし・・・。」
エド「任せた少佐！」
クレア・マリア「「前置きいいから早くやれー！」」
アレックス「芸術的錬金法！とくと見るが良い！」
ミリア「私たちが叫ぶのと同じ決めゼリフだよね。」
しかし、迫って来ていた氷は破壊されず、横方向に伸び始めた。
エド「何やってんだよ、少佐ぁ！？」
アレックス「いや、吾輩は・・・。」
マリア「あーもうだめだこりゃ！」
クレア「早くしねーと町中が凍り付くぞ！」
エド「少佐！オレとアルであいつを止める！その間に錬成陣を！」
アレックス「壊すのだな。あいわかった！」
マリアは大佐のもとへ向かう。
マリア「大佐・・・何してるのかな？」
マスタング「・・・・水かけられた・・・。」
マリア「予備の手袋に変えて、氷に向かって一発かましてください。威力は落ちてるでしょうがそこは私が補います。」
マスタング「ああ・・・。」
手袋をはめてギロッと氷の壁をにらむマスタング。
マスタング「私の焔を、なめるなぁ！！！」
パチンッ！！
マリア「いつか指の骨折るよ・・・っとぉ！！」
手を合わせると、稲妻が焔に巻かれる。
焔は壁を壊し、電が攻撃範囲を拡大させる。
その日の大佐の火力は、いつもよりすごかったそうな。