誕生の錬金術 ページ27
エド、アル、クレアの三人は頭を抱えていた。
出産なので男子禁制。
リドルさんは夫なので特別に、という具合で出産に挑んでいる。
エド「やばい・・・滅茶苦茶不安・・・。」
アル「うん・・・。」
クレア「今さ、心底ヤバいと思ってる・・・。」
エド「こういう時は・・・神に祈る。」
クレア「・・・情けねぇ・・・・。」
そのとたん、悲鳴が聞こえた。
慌ててドアの前を右往左往し、エドとアルは抱き合う。
クレアは反対側で縮こまっていた。
その姿が一瞬、怖がっている子供に見えた。
エド「お前・・・大丈夫か・・・？」
クレア「・・・・悲鳴は嫌いだ。昔のことを思い出す。・・・・外出てくる。」
エド「ちょ、昔ってお前・・・。」
外に出たクレアは、はやくドミニクと医者が来ないか確認する。
クレア「・・・早く来いよ・・・。」
そして。
パニーニャ「血が・・・私もうダメ・・・。」
エド「！？」
オギャァァァ
エド「う・・・。」
アル「生まれ・・・。」
エド・アル「「生まれたー！！」」
医者とドミニクを家にはやく入れたクレアは、ホッと溜息をついた。
医者「健康状態もいいし、適切な対応ができてる。医者でもビビるのに頑張ったね！」
ウィンリィ「い、いえ・・・。」
ドミニク「おじいちゃんですよ〜。」
エド「キャラ違う・・・。」
その後ろで三人は。
マリア「・・よかったね。」
ミリア「僕たちのいる場面じゃなさそうだ。」
クレア「・・ああ。そうだな。」
マリア「じゃ、こっそり退散しますか。」
クレア「マリア、ミリア。血なまぐさいから手洗ってこい。」
マリア・ミリア「「嘘っ！？」」
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作者名：主君創作 | 作成日時：2020年1月2日 13時
