頑固の錬金術 ページ20
ドミニク「カルバリン砲ってぇのはな、漢のロマンだ。」
パニーニャ「ロマンじゃなくて趣味でしょ。」
だがパニーニャに全否定された。
ウィンリィ「何言ってるの！砲身を組み込み、なおかつ形状はそのまま！この技術は尊敬するに値するものよ！」
ドミニク「いける口だな。」
ウィンリィ「ウフフ」
パニーニャ(入り込めない世界・・・。)
エド「いい天気だなぁアル。」
アル「そうだねぇ兄さん。」
とか何とか言ってる二人の肩に手が当たる。
クレア「二人とも。興味深いものがあるちょっと来やがれ。」
妊娠しているサテラさんに三人組の意識は向かっていた。
エド「この中に子供が入ってるんだ！」
アル「うわぁ〜感激〜。」
リドル「あと半月ほどで生まれるんだよ。」
セテラ「さすがに重くてしんどいけどね。」
大きく膨らんだお腹を見て感想を述べる二人にそう説明するリドルとサテラ。
エド「触ってもいいかな？」
サテラ「ふふ、どうぞ。」
恐る恐るお腹にてを触れるエド。ゆっくりと手をあて感嘆の笑を浮かべる。
エド「うわ〜すっげ〜妊婦さんのお腹に触るの初めてだ。」
マリア「いいですねー。」
ミリア「へー子供ってこうやって生まれるんだ！」
クレア「俺も初めて見た。」
サテラ「元気に生まれてねって願いながら触ってね。」
アル「そっかぁ、ボク達もこんな風にお母さんの中にいたんだ。」
エド「なんか不思議だな！」
サテラ「そうね、私も自分の中にもう一つの命があると思うとすごく不思議だわ。」
サテラは自分のお腹に手を組みそう説明した。
リドル「赤ちゃんは母親の中で２８０日過ごして生まれてくるんだって。」
サテラ「本当に不思議ね。誰も教えてないのに、きっかり２８０日すると勝手に出てきちゃうのよ。小さくてもちゃんと意思をもった命なのね。」
それを聞いた時、三人組の顔に影が落ちた。
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作者名：主君創作 | 作成日時：2020年1月2日 13時
