逃走の錬金術 ページ16
数十分後
エド「ハァ・・・ハァ・・・。」
パニーニャ「あっはは、もう終わり？」
パニーニャを追いかけ続けた。
だが全く捕まえられず、しかも錬金術も通用せずエドは疲れ果てていた。
パニーニャ「ネタ切れかぁ〜。頑張った方じゃない？」
エド「へっ、ふざけやがって・・・。」
エドは手を合わせ屋根に手をつく。
しかし何も変化しない。
パニーニャ「へ？なに、こけ脅し？」
エド「錬金術ってのは何も形を変えるだけじゃない。お前の立ってる場所を脆くする事だってできんだよ！」
パニーニャ「でもアタシ立ってられてるよ？」
エド「どうだかな。」
ダンッ
クレアが時計台の屋根から飛び降りる。その下にはパニーニャがいたのだ。
パニーニャ「え・・・嘘ぉぉぉぉぉぉ！」
クレア「時計壊してたらただじゃおかねぇぇぇぇ！！！」
パニーニャの真上に飛び降りたクレア。
エドが脆くした屋根が崩れそのまま建物の中に落ちた。
アル「やっと来た！」
待ってましたと言わんばかりに落ちてきたパニーニャを錬成した巨大な檻にクレアごと閉じ込める。
パニーニャ「うわぁ、ビックリした。案外やるんだね。」
指で檻を触りながらそう言うパニーニャ。
パニーニャ「うん、ちょっと離れてて、危ないから。」
エド「へっ。何言ってやg」
クレア「技師内蔵武器だ！伏せろっ！！」
エドを地面に押し付け叫ぶと、丁度ついてきたミリアとマリアも伏せた。
檻が切断され破片が飛ぶ。
ミリア「あいつ勘がいいよね〜。」
マリア「あいつのオートメイルも技師内蔵のカルバリン砲や鎌があるからね。それにシン国人とアメストリス人のハーフで感覚が鋭い。」
エド「んなっ・・・！？」
パニーニャ「別に珍しくも無いでしょ。オートメイルの街なんだから。ちなみにちなみに右足には４，５インチカルバリン砲が。」
クレア「俺と同じだ。」
チュドーン
パニーニャのカルバリンがさく裂。
エド「んなアホなぁー！」
爆風でエドは転び、アルの頭が宙に舞う。
パニーニャ「にゃっははは！じゃねー！」
しかし。
ウィンリィ「逃がさないわよぉ・・・・。」
運よくパニーニャの進行方向に現われたウィンリィに捕まる。
エド「よし！よくやった！逃がすなよ！」
ウィンリィ「逃がさないわよ。」
パニーニャの顔を見つめる。
ウィンリィ「あなたのオートメイルもっとよく見せてくれるまで逃がさない！」
一同「「はい??」」
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作者名：主君創作 | 作成日時：2020年1月2日 13時
