第30話 ページ37
天馬｢ジムリーダーを……引退…？｣
神童｢ああ。だから悪いけど、帰ってくれ｣
それだけ言うと、神童さんは踵を返して自室へ戻ろうとする…けど。
霧野｢お前…それ、本気なのか｣
霧野さんが凄まじい形相でたっていた。
今まで見た事のないほど、本気で怒ってる表情だ。
けれど神童さんは、変わらず冷たい目をしている。
神童｢ああ。昨日リーグ本部にも伝えた。エイトタウンの町長にもな｣
霧野｢なんで…なんでだよ、馬鹿野郎！！俺は何も聞いてないぞ！そんなので良いのかよ、たった1度の敗北で、たった1度の挫折でお前は折れるのか！？俺が好きな『神童拓人』は、そんなんじゃ…！｣
神童｢お前に俺の何が分かるんだよ！！ジムリーダーとしての責任も、負けた時の悔しさも、フィフス団からのプレッシャーも！お前にはわかりっこない！｣
霧野｢そんなことっ…｣
神童｢もう俺に…構わないでくれ！！｣
大声で神童さんはそう怒鳴ると、スタスタと自室へ戻って行った………。
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信助｢…これから、どうしよう｣
信助が不安げにそう呟く。
ジム戦をしようにも、ジムリーダーがあの調子じゃあどうにもならない。
天馬｢何とか説得しないと…｣
葵｢説得って…でも、さっきのあの様子を見たでしょ？あれじゃあ…｣
葵もすっかり落ち込みモード。
そりゃそうだ。友人の霧野さんですら完全に拒絶されていた。部外者とも言える俺達が何を言っても、ダメかもしれない。
天馬｢うーん…ていうか、何で急にジムを閉めるって独断で…｣
霧野｢…多分その件については、あいつの本心じゃないな｣
今まで黙っていた霧野さんがようやく口を開いた。
ジムを追い出されてからと言うものの、ずっと黙りこくって何かを考えていたようだけど…
天馬｢どういう事ですか？｣
霧野｢お前達、冴渡に会っただろ？｣
葵｢冴渡さん…確かあのメガネの人ですよね？｣
信助｢あの人が何か関係あるんですか？｣
霧野さんは｢ああ｣と短く答えた。
確かにあの人は親フィフス団派だけど…
霧野｢アイツは親フィフス団派。そして町長の息子だ。アイツの親父の名前を出せば、嫌でも従わざるを得ない時もある。つまり…｣
天馬｢強制的に、そうさせられた？｣
霧野｢と、俺は見てるんだけど…本人が口を割るわけないしなぁ…｣
霧野さんが天を仰いで溜息をついた。
今回のジム戦…かなり大変なことになりそうだ。
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まかろん(プロフ) - 雪華さん» 高評価ありがとうございます！東方は分からないですがイナイレはやっぱおもしろいですね (2021年3月17日 4時) (
レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 星猫さん» せっかくのお誘いですが作品を知らないのと、自分社会人なので更新が遅くてご迷惑をおかけしてしまうかもなので辞退します…すみません (2021年3月17日 4時) (レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 高評価しました!東方とイナズマイレブンは知ってます？私は東方の霊夢・チルノ・大妖精・魔理紗は大好きです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月16日 23時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 星猫さん» 銀魂や鬼滅、リゼロ、このすばやラブライブですが、一番好きなのはイナイレです(＾ω＾) (2021年3月16日 23時) (レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2020年9月3日 20時
