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曉13。 ページ15
吟side
Aが寝た後俺はひとつため息をついた
「また、あいつ無茶しやがって…」
何時になったら頼ってくれるんだか…
女のくせに傷つけやがって、少しは自分のこと考えねぇかな
あいつ、Aとは幼馴染みって言ってもいいほど小さい頃から一緒にいる。
何時からだったか、あいつの親父さん、おばさんが亡くなってからかな?
毎日のように傷を作るようになった
時には死にかけるようなこともあった。今こうして生きているのが不思議なくらい
それと、関係ない話だろうが俺はAが好きだ
あいつが傷つくと俺はどうしようもなく心配になる
碼季だってそうだ。姉が傷だらけになっても自分にはどうすることもできない
隣で眠っているAの髪を手ですくいとる
綺麗だな…
こいつが何を背負ってっか俺にはわかんねぇが、それを少しでも楽にさせてやりてぇ…
吟「…いつか、教えてくれよ…?A」
俺はその時まで待ってからさ…
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作者名:曇莵鍍 | 作成日時:2015年8月2日 11時