検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:12,174 hit

曉13。 ページ15

吟side



Aが寝た後俺はひとつため息をついた


「また、あいつ無茶しやがって…」


何時になったら頼ってくれるんだか…
女のくせに傷つけやがって、少しは自分のこと考えねぇかな


あいつ、Aとは幼馴染みって言ってもいいほど小さい頃から一緒にいる。
何時からだったか、あいつの親父さん、おばさんが亡くなってからかな?

毎日のように傷を作るようになった


時には死にかけるようなこともあった。今こうして生きているのが不思議なくらい


それと、関係ない話だろうが俺はAが好きだ

あいつが傷つくと俺はどうしようもなく心配になる


碼季だってそうだ。姉が傷だらけになっても自分にはどうすることもできない


隣で眠っているAの髪を手ですくいとる


綺麗だな…


こいつが何を背負ってっか俺にはわかんねぇが、それを少しでも楽にさせてやりてぇ…


吟「…いつか、教えてくれよ…?A」





俺はその時まで待ってからさ…

曉14。→←曉12。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , うらたぬき、天月 , まふまふ、そらる   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:曇莵鍍 | 作成日時:2015年8月2日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。