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プロローグ ページ2
静かな夜...
暗闇に月明かりが差し込む
「ひっ!!た、助けてくれ...!」
男が叫ぶ
「....情けなど愚かだな、最後くらい武士らしくしたらどうだ?」
「あのことは謝る、すまなかった!お前の望むものも与えてやる!...だ、だからその刀をしまえ...」
「そんなもの要らん、....しかし、そうだな...一つだけ今欲しくなったものなら....」
「そ、それは何だ...?」
ゴクリ...
男は唾を飲み込み暗闇に潜む者を見据える
ザシュッ!!
いやらしい音とともに男の体は崩れ落ち動かなくなった
「いや、やはり要らなくなった。すでに貰っていた」
そう言い捨て暗闇に消える者...
月明かりに照らされる綺麗な白髪と獲物を狙う鋭い金色の瞳...
これがこの物語の始まり...
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作者名:曇莵鍍 | 作成日時:2015年8月2日 11時