Flower Meanings

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目覚まし時計の音で、目を覚ました。
当たり前のことだけれど、隣にいた秀平は、もういない。
もう、“次”はないんじゃないか？そんな思いに、必死に蓋をして、秀平の居ない“事実”の意味から目を背け続ける。

毎度のことながら、この虚無感には慣れない。傍にいたらいいのに、一緒に「おはよう」って笑い合えたらいいのに。
彼の居ない日々は、モノクロの世界を生きているような錯覚に陥るほど、味気ない。
彼は今、誰のもとにいるの？
そんな存在、失ってしまえばいいのに。
彼も、私と同じように、苦しめばいい。

歪んだ考えが、本当の自分の“想い”を余計色濃くした。




「秀平に…会いたい。」





痛む胸の深い、深い傷にそっと手を当てて、慈しむように微笑む。
それから私は、そっとカーテンを開けた。



「今日も、雨…」








うわあああああああああ。
さ、さて、リクエスト第二弾でお送りいたしました。秀平くん、でございます。今回は、家入レオさんの、「Silly」を元に書かせていただきました。きっとリクエストされた方はこんな悲恋もこんなダークな秀平くんも望んでいなかったことでしょう…申し訳なさ反面、書いていて切なくて楽しかったです。笑 ごめんなさい！例のごとく、批判はリクエストされた方本人のみからお受けいたします。

前作末尾にも書かせていただきましたが、「この曲をもとに○○で書いてほしい！」みたいなリクエストをお受けしたいと思っておりますので、リクエストの回数などお気になさらず、コメントいただけるとありがたいです。そして、岳との喧嘩リクエストをいただいた方、素敵なお返事ありがとうございました。とーーーーーーーーっても嬉しかったです。励みになります。





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