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練習後、小腹がすいてしまい、購買でパンを買った帰り。先輩に一緒に帰ろうと言われたので師団部屋に向かっていると、三人の女子生徒に目の前を塞がれた。
｢…あんた、3年のアミィ先輩と仲良いらしいわね｣
これはきっと、自分以外の女子がくっついてるとそれを引き剥がすために脅したりするやつだ。
｢…失礼ですが、貴方達は？｣
｢2年、パール・ミシェル｣
｢同じくビリー・スエト｣
｢…3年…シュテラード・ミカ｣
なんともキラキラネーム感が漂っている名前を言われ、1人の女子…ミシェルだったか、に制服の襟を掴まれ上にぐっと持ち上げられた。
｢ぐっ…｣
｢入学してきた特待生2号のくせに、イルマって子は目立ってるらしいけど、あんたの事は殆ど誰も知らないみたいね｣
いや、そんなのはどうでもいいんですって。
｢そんな貴方に言ってあげる。先輩には-許嫁-がいるの｣
｢…え？｣
｢ミカさんよっ！｣
ミシェル…先輩とスエト先輩は後ろにいるミカ先輩を指さす。でもそんな話は聞いた事が無かった。…でも私はただの悪魔なんだし、名門の家の事情を教えてくれるわけがないか。
｢…私の、先輩を、取らないで…もらえる？｣
｢…それは、すみませんでした。知らないとはいえ…｣
｢え、Aちゃん…？｣
続きの言葉を紡ごうとした瞬間、後ろから困惑したような声が聞こえた。
首を少し後ろに回すとターコイズブルーの色をした髪と眼鏡が。…最悪なタイミング…
｢…君ら、何を｣
｢あ、アミィ先輩！｣
ミシェル先輩が手を離した事で私は地に落ちた。それを気にすることも無くミカ先輩を除く2人は先輩に近づき、｢アミィ先輩に近づくふしだらな後輩を叱っていたんですが、それでもなお近づこうとするので…｣
とデマを流した。…貴方達は先輩のことを何も知らないくせに。
｢…先輩、一緒に帰りません、か？もう、暗いですし学校ももう｣
ぎこちなく紡がれた言葉を先輩はスルーした。ミカ先輩の横を通り抜け、私の前に来たのだ。…目の前に許嫁がいるから私を罵ったりするんだろうな。…もう慣れてるし、全然…
なんて思っていたら先輩は私を起き上がらせて頭を撫でてくれた。…おかしいな、どうして？
｢…せ、んぱい？｣
｢首にアザ、髪もボサボサになっとるよ…誰がこんなことしたんやろな？｣
｢っ！！｣
襟を掴まれる前に髪も引っ張られたから、ぐしゃぐしゃになっているんだろう。
こっちを見ている先輩達は、まさに"蛇に睨まれた蛙"のようだった。
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
