番外編4:貴族会 ページ21
＿＿＿
本当は昨日、入間くん達とめちゃくちゃ遊んでクララの家でお泊まりした為、ゆっくり休みたいんですが…
｢…先輩、名門でもない家の娘を連れてきて大丈夫なんですか？｣
｢大丈夫や、僕が母様に無理言ってこうまでしてもらったんやからAちゃんも楽しまな！｣
｢でも周りは皆貴族なんですよ？プレッシャーがありすぎるんですって｣
…貴族、といえばアズくんもいるんだよね
｢この機にもっと話せるかも｣
馬車に揺られて数時間。外に居ても豪華さが溢れ出ている会場に来た。…先輩からドレスは調達してもらったけど…
重い扉を開くと中はもっと豪華だった。
｢ま、眩しいっ｣
｢Aさん！？｣
｢アズくん｣
｢何故ここに…｣
｢先輩に連れてこられてさ、ゆっくりしたかったなぁ｣
｢同感です…｣
肝心な先輩はといえば、美人な方に囲まれている。やっぱり名門アミィ家だもん、こうなるのも分かってた。
｢…ぼっちですか、私｣
アズくんも貴族の女の子に声を掛けられており、先程私の元を去った。
｢こっそり帰っちゃおうかな、誰も見てないんだし｣
扉に手をかけたその時、
｢何してるん？｣
｢…せん、ぱい｣
はい、見つかりました。
｢今からダンスやるんやけど…｣
｢分かってますよ、先輩はあの美人な方達と踊るんですよね、美形ですし、名門ですから…それに比べ私は普通の悪魔で、この場には似つかわしくないので｣
自己嫌悪に陥っていたら、先輩は眼鏡を外した。
｢僕が踊るんは君だけやで？Aちゃん｣
さっき先輩に話をしていた美人な貴族悪魔は驚き、周りはざわめいていた。それはアズくんの方も同じだった。
｢あの子、貴族じゃないわよね？アミィ家にもいないし｣
｢家系能力も知らないけれど…｣
｢…でも私、ダンスとか疎くて…全然踊れませんけど｣
｢僕がリードするから、大丈夫やって！｣
緊張するけれど、先輩がせっかく言ってくれたんだ。
｢…では、私と踊って、頂けませんか？｣
｢喜んで｣
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
