お揃いがいい ページ13
「あ、Aち!起きたー!!」
「うぐっ」
「こら!まだ起きたばかりだろう!!」
「…なんでそれを?」
「実は、さっき飲み物買って帰ってきたんだけど、その時に丁度起きてて話もしてたから入らない方がいいかな…なんて」
入間くんはそう言って顔を赤くする。
「だってAさん、楽しそうに話してたから」
「…!!」
「それと、アズくん、クララ」
入間くんが2人を前に出した。
「ごめんなさい」
「申し訳こざいませんでした」
「え?」
2人曰く、私に当たった金属の塊は急にクララちゃんが作り出し、それを阻止しようとしたアズくんが慌てて飛ばしてしまった、との事。
「別に怒ってないよ、わざとじゃないんだし」
「Aちーー!!」
「だから…!!」
___
「ところで先輩とAさんは何か作るものが?」
「あるにはあるんやけど、また後にするわ」
「…?」
「今日、用事があったの思い出してな、活動もできなさそうやから明日に回そおもて」
「分かりました、では」
終始アズくんとクララちゃんは騒ぎ、入間くんはそれを仲裁しながら帰って行った。
「…なぜ嘘をついてまで」
「いやぁ、やっぱり2人で作りたいやんか、こういうの」
「…確かに」
___
「まずはどんなデザインにしたいん?」
「そんなに可愛くない感じで、色はミントグリーンにしたいです」
「ふむふむ…」
先輩は四角だから、私はひし形に。取り外し可能にしておこうかな…
「先輩のは割れたら魔力が解放されるって感じですかね」
「そうやなー、なるべく割れへんようにしときたいから常時首に付けとるよ」
そっか、落としたりして踏んで割ったりしたら…
「考えただけでも恐ろしい」
「首輪は流石にキツイやろうからネックレスにしたらどうや?それか僕の角に埋め込む…とか」
「大丈夫なんですか、そんなことして」
「ぜーんぜん!どうせ角は生えてくるし大丈夫や!」
「…申し訳ないので止めておきます、大切にしたいものを使うのは嫌ですから」
話し合いの結果、ペンダントを外し、同じように首輪にした。ちょっと緩めにしてもらってひし形の宝石のような石がキラキラと光る感じ。
「早く作りたいですね」
「作るのは僕に任せゴフッッ」
「ここで吐血しますか」
そして翌日作る約束をした。
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アイリ - 続き楽しみにしてます! (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます!面白かったです! (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます!結婚式ですね!了解です! (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです!リクエストよろしいでしょうか?結婚式よろしくお願いします!これからも頑張ってください! (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません!夏祭り了解しました!!コメありがとうございます! (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沫梨 | 作成日時:2020年1月5日 10時