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side＿meguro＿
深｢着替え終わったー？｣
佐｢終わりましたであります！！｣
深澤くんと部屋の外で待っていると、他のみんなも次々出てきて、軽く準備運動をしていた。
渡｢スタジオ出る前にちらっと見えたんだけどさ、Aさん…足をパタパタしながら体揺らしてた｣
宮｢それだけ楽しみにしてくれてるんだ｣
ラ｢うまく歌えるかな〜…緊張してきたっ｣
岩｢俺らはいつも通り少クラで踊った時みたいに目の前にお客さんがたくさんいるって思えばいい｣
Aさん一人って考えると余計にドキドキすっからな、と笑顔で笑いかける岩本くんに安心したのか、俺も緊張がほぐれた。
向｢Aさんに一目置かれるチャンス！｣
阿｢多分康二のとこになると…目キラキラさせそうだよね｣
｢印象に残ってるって言ってたし｣
渡｢おぉ？目黒が嫉妬か？笑｣
｢…翔太くん嫌いになりそうです｣
渡｢なんでだよ！！笑｣
まぁ、好きなのかも、しれないけど。
頭の中でAさんのことを考えながらスタジオに向かう。
佐｢にしてもさ、初対面の時と随分変わったよね、Aさん｣
阿｢塩対応でなんていうか冷徹な感じがしたけど…明るくなったのは…｣
渡｢多分目黒だなぁ、動画撮影の夜、俺と目黒でCieroに行ってその帰りにラウールとAさんと会ってね、Aさんが目黒と話してる時、ふわって笑ったんだぜ？｣
｢え、そうなんすか｣
深｢当の本人は気付いていなかったようですね笑｣
渡｢これは俺でも｢むっ｣とくるよ｣
ラ｢俺もです｣
岩｢ラウと翔太を落とすAさんすげぇ笑｣
スタジオのドアを開けると、イヤホンをしてノっているAさんが。
｢…あっ、すみません、気付きませんでした…｣
岩｢大丈夫、てかなんの曲聞いてたの？｣
｢もちろんCry outです、ほかにD.D.とPPPも聞いてました｣
佐｢完全にAさんすの担だー！！｣
向｢嬉しーなぁ、惚れちゃいそうや｣
｢…康二くん｣
深｢おー恵比寿がお怒りだぞ、こーじ｣
向｢すんませーん笑｣
少し不満を含めて言えば、康二はあっさり引いた。そうして少し茶番を混じえて自分の位置につく。
深｢Aさん、ごめんね、曲かけてもらえないかな？｣
｢…えーっと…このボタンですか？｣
深｢そうそう｣
Aさんが座っている椅子近くにあるスピーカーのボタンを押し、曲が流れる。
なんだか今日は凄く楽しく踊れそうだ。
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年2月20日 18時
