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それから数分後、宮舘さんが作ったチョコは綺麗に無くなった。５割食べたのが岩本さんだけど…
｢…あの、皆さんって番組とかはもう無いんですか？｣
深｢うん、今日は午前で終わり、明日からは一日中動きっぱなしになるだろうからってことで休ませてもらったよ｣
｢貴重な休みを…ほんとすみません…｣
深｢全然！おっし、準備するからスタジオ行くぞ〜！｣
｢｢｢おー！！｣｣｣
目黒さんとラウールくんに手を引かれ、スタジオへ歩いていくけれど、歩幅の差があって私は駆け足になる。
目｢…あ、もう少しゆっくりにしますね｣
｢ありがとうございます…｣
しばらく私と目黒さんは無言だったが、口を開いたのは向こうで。
目｢…敬語、ナシにしませんか、俺の方が年上ですけど｣
佐｢呼び捨てでもいいよ〜！！いぇい！！｣
ハイテンションな佐久間さんが振り向いてピースをした。
阿｢あざとさ発揮すんな笑｣
佐｢人の事言えないよねぇ、D.D.の鑑賞会のとき((｣
阿｢っ！？｣
阿部さんが勢い良く佐久間さんの口を塞ぐ。
目｢ってことで改めてよろしくね、Aさん｣
｢名前は呼び捨てじゃないんだ｣
目｢…そりゃあまだ…恥ずいし｣
頬を掻き、照れたようにそっぽを向く目黒くん。
軽く笑みを浮かべて此方を見ていた渡辺さんも｢俺のこと翔太くんって呼んでね｣とウインクをして顔を前に向けた。
向｢うわっ、翔太くん、ウインクは反則ですわ〜！あ、俺もこーじって呼んでな！｣
｢は、うん｣
皆から｢タメでいい｣と言われ、他にもスタジオまで雑談をしながら歩いていたらすぐスタジオに着いた。
｢ひ、広い…｣
岩｢Aさんは…あそこの椅子に座ってて、俺らは動きやすい服に着替えてくるから｣
深｢ふふ〜んふ〜ん｣
宮｢上機嫌だね笑｣
ラ｢じゃあAさん、ちょっと待っててね！｣
深澤くんと同様にスキップしながらこの部屋を出ていった。
｢…楽しみだな｣
私も同じように、足を少し揺らしながら皆が来るのを待っていた。
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年2月20日 18時
