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向｢ちなみに少クラでCry outを披露した時、印象に残った人とかっているん？｣
｢向井さんです、2番にこう…岩本さん的立場にいる感じがして｣
阿｢照に代わって牽制してるってこと？｣
｢そうですね、YouTubeでのおちゃらけた感じとは違って、曲で真剣になるのは当たり前なんですけど、なんていうか…いつもと違うかっこよさがあって｣
向｢やーっぱ俺かぁ！｣
岩｢お前な笑｣
｢でも皆さんかっこよかったですよ？ダンスも魅力的でしたし…佐久間さんのフードも好きです笑｣
佐｢えへへぇ〜｣
深｢分かりやすく照れるなよ笑｣
宮｢宮森さん歌とか歌えたり？｣
｢店長から綺麗な声だねとは言われてますね｣
向｢せっかくだからゆり組と歌ってみたら？宮森さんの声聞きたいねん！｣
｢えぇ〜…｣
目｢snowdreamとかどうっすか｣
ラ｢俺も聞きたいな！｣
｢私はいいんですけど…｣
渡｢いいよ｣
宮舘さんも頷いて、椅子から立ち上がった。
佐｢やる気ぃ〜！｣
二人と歌うところの打ち合わせをして、自分のソロのところは自分で歌い、私は岩本さん深澤さん阿部さん佐久間さんのところを歌う。少しキツいけれど1番だけだから大丈夫。
深｢ミュージック、スタート！｣
〜♪
｢…ど、どうでしたか｣
曲が終わって目を開ける。何故か泣いていて。両隣で歌っていた渡辺さんと宮舘さんに関しては手で目をぐっと押さえていた。
｢全然綺麗じゃないですよね…すみません｣
佐｢…歌手になれるよ、宮森さん…ふっ｣
岩｢これは…最強だわ…｣
ラウールくんと向井さんは目黒さんに抱きついて大泣きだ。そんなによかったのかな…？
深｢カフェもやってて欲しいけど女優とか歌手の方があってる…｣
阿｢凄いしか言えないよ…うぅ｣
｢あっありがとうございます…｣
佐｢宮森さんが歌ってるところをテレビで見たらどれだけいいんだろう…あわよくばアニソンを((｣
自分ではよく分からないけど、喜んでくれた…ならよかった。
突然立ち上がった向井さんが私の肩を掴んでこう言った。
向｢…女優になろう｣
｢…考えておきます｣
向｢うぐぅっ！！｣
深｢宮森さんにも都合ってものがあるんだから…でもお似合いだよ？｣
｢別にスタイルがいいわけじゃないですし…｣
｢｢｢絶対女優の方がいい！！｣｣｣
そう口を揃えて言うものだから、少し期待してしまった。
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年2月20日 18時
