第二話:心の奥底に秘めた想い ページ3
カールside
彼女は気付いてない。
僕が君を想っていることに。
こう聞いてみた。
｢僕の事、どう思っていますか？｣
彼女の返答は、
｢勿論、大切で大好きな幼なじみだよー！｣
…何度聴いても、貴女は同じ解答をする。
｢…僕との関係は幼なじみ止まり、ですか｣
時折、ジョセフさんとよく話しているところを見かける。
他にもイライさんやノートンさんと話しているところも見る。
｢…はぁ…｣
そんな事を考えていると、何だかムシャクシャしてしまう。
｢せめて彼女の目を僕に向けられれば…｣
…納棺してしまえば…
ダメだ、これは死者蘇生にしか…
でも…
｢おーい！カール〜？どうしたの？｣
｢…A…何も無いです。貴女の方は用があるのですか？｣
｢あー…うん。推理で呼ばれた、私とカール…あとエマちゃんとエミリーさん。もうそろそろ行かないといけないの｣
｢…分かりました。準備はもう？｣
｢終わってるよ。二人共、待ってる｣
…良かった、男の人は僕だけのようですね
それはそれで少し変な感じがしますが…まぁいいでしょう。
〜赤の教会〜
赤の教会ですか…納棺師である僕にはお似合いですね。
｢私は暗号解読しに行く！カール着いてきて！｣
｢はい、お二人は残りの暗号解読を｣
｢まっかせてー！｣
｢お気をつけて下さいね｣
Aの前を着いていくと、目の前に教会が見えた。
｢暗号機あるかなーっと｣
｢ありましたよ。彼処です｣
｢おー！ホントだ！｣
ダッと走る彼女の斜め後に黒い霧が現れた。
｢あれは…A！！止まってください！｣
｢ん？｣
あの霧は、リッパーさんだ。
｢こんばんは、Aさん、カール君｣
｢り、り、リッパーさん！？｣
｢はい、私です。今回のハンターは。｣
｢最悪だぁ……って思うかァァァ！！｣
｢逃がしはしませんよ？｣
ドタドタ…
｢カール君！｣
僕より足が遅い彼女はリッパーさんにすぐ捕まってしまった。
｢いやだぁぁぁ！！離してください！！｣
｢はい、そうですかと離すわけありますか？大人しくしていてくださいね｣
Aは捕まってしまったが、まだ救う手はある。
教会へと向かう途中に棺を設置しておいた。
｢…全て化粧してあげます…待っていてください｣
急ぎ足で、棺を設置した所に行った。
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夜宵 - なんか、イライ君のキャラ違うくないですか？ (2021年4月7日 9時) (
レス) id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - 気づきませんでした…ご指摘ありがとうございます！御迷惑お掛けしました… (2019年3月25日 13時) (レス) id: 9cc1f29c3a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月25日 12時) (レス) id: 0c77f35464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2019年3月25日 12時
