第十一話:分かっていた結末とその後 ページ12
｢つ、付き合っ…！？｣
｢ダメ…ですかね｣
｢…ううん全然！！寧ろ嬉しいよ…カールが正直に私を思ってくれてたんだって感じるとなんかこう…暖かくなってきてる｣
｢じゃあ…！｣
｢…こちらこそよろしくお願いします！｣
｢…っ！｣
ギュッ
｢よろしくお願いします、A｣
｢うん…！｣
＊
｢…取られてしまったね、イライ｣
｢…この結末は分かってたよ。お前もだろ、ジョゼフ｣
｢まぁ、二人が幸せになれればそれに越したことはないさ。元々決まっていた事だ｣
｢あぁ…そうだな。……てか、お前Aを捕まえた時何してた！？｣
｢少し話していただけさ、君は誤解が激しいね｣
｢…るせぇ｣
｢…さて、そろそろ戻るとしよう。また出会う時には必ず逃がさないよ｣
｢だったらこっちは1度も見つからずに脱出してやる｣
｢ふっ…楽しみにしているよ｣
｢おう｣
＊
その後談
｢私達付き合う事になりましたー！！｣
｢｢おめでとう！！！！｣｣
｢まだ少し実感湧きませんけど、凄く嬉しいです｣
｢だね！｣
コツコツと足音がし、目を向けると
イライが居た。
｢…やっと付き合ったか〜、長かったな、21年間幼なじみ関係なら何時でも告白出来たのに｣
｢勇気が無かったんだよ…｣
｢｢あははははははっ｣｣
＊
ハンター館
｢Aちゃん、カールと付き合ったんだってよ｣
｢そうなんですか！？｣
｢未だ知らなかったのかい、ジャック｣
｢なら貴方は知っていたのですか？｣
｢勿論だ。本人から気持ちを聞いたよ、｢私はカールの事が好きだから｣ってね｣
｢…失恋かぁ？｣
｢し、失恋じゃあないですよ！？｢動揺し過ぎどす、ジャックはん｣
｢…いや、奪う手立てなど幾らでもあるさ。心の隙を突き、そこに入り込めばいいだけの話だ｣
｢もしかして、Aを隙あらば奪う心算かよ？｣
｢無論、そのつもりだ｣
｢諦めたらどうだ、それもお前の為｢まだだ。私は諦めないぞ！｣…へいへい｣
ハンター館ではこんな事が話されていたそうです。
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夜宵 - なんか、イライ君のキャラ違うくないですか？ (2021年4月7日 9時) (
レス) id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - 気づきませんでした…ご指摘ありがとうございます！御迷惑お掛けしました… (2019年3月25日 13時) (レス) id: 9cc1f29c3a (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月25日 12時) (レス) id: 0c77f35464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2019年3月25日 12時
