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担がれてつれてこられたのは
大きな鏡のある部屋だった
大きな鏡っていうより
もう壁が鏡みたいになってる
それに大きいスピーカー
ここはなんなの？
中には何人かがいてわたしをみて驚いてる
わたしを担いでる人が変質者と叫んでるから
ちょうど足の位置にあるお腹に蹴りをいれると
その人は大勢をくずしてわたしは床に落ちた
同じ年くらいの男の子たちに囲まれてる
こんなに人に囲まれるなんて
もう何年もなかったからなんだか寒気がして
逃げようとしたらドアの近くにいた子にまた担がれる
この人たちわたしのこと俵とでも思ってるの？
みんな腕やら足やらをだしてるから
触られてるわたしは気が気じゃない
わたし自身が服で覆われてるから
肌に触れることはないけど
慣れない人との距離感にパニックになる
部屋の真ん中まで連れてこられて
囲んでくるからほんとにパニック状態で
男の子のうえで暴れた
なんとか下ろされて
また逃げようとしたら腕を掴まれたから
触られることになれてなさすぎて
反射的に振り払う
囲まれてる
1、2、3…7人も
それにみんな同じくらいの年に見える
ほんとにここはなに？
変質者と問い詰められて
腕を掴まれて泣きそうになってると
セジンさんがきた
MN「あ、いたー！」
やっと会えたセジンさんを
男の子たちはマネヒョンってよんでる
マネ？ってどーゆーいみ？
セジンさんがきてもわたしを連れてきた人が
変質者！って、しつこいから違うと否定してたら
セジンさんは笑ってた
よくしゃべるなっていわれて
思わず口を閉じた
たしかに。
勢いで話してたけど
人と話すのはいつぶりだろう…
セジンさんが他の人と話してる間も
ずっと顔を覗き込んで話しかけてくる
わたしを連れてきた人と、ほっぺがむちむちした人
改めて人と話すことに恥ずかしさを感じて
目をそらして距離をとると
目の前の男の子は口を四角くイヒヒと笑って
？「あ、ぼくねテヒョンっていうの！
よろしくAヌナ！」
その無邪気な笑顔であたは
わたしの心に遠慮なく踏み込んできた
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作者名：ピン丸 | 作成日時：2020年2月11日 13時
