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渡辺先輩が去った後
桃田先輩は号泣し、それを見てお仲間が
桃田先輩を囲う。
これは桃田先輩に効果はあったかもしれないけど
周りの人には逆効果なんじゃないかと冷や汗。
その後、桃田先輩は早退して
私はなんともいえない空気の中で仕事。
多分ヒソヒソ話されてる。
多分次の打つ手の作戦会議をされてる。
女子の嫉妬は怖い。
女子の団結力は強い。
解決したようで、火に油を注いだような感じで
1日が終わって、疲労MAX。
こういう日こそ目黒くんを拝みたいのに…
拝みたいのに…
エレベーターホール。
無意識に捉えたのは目黒くんの姿。
全意識が目黒くんに向けられる。
視線が絡めば、吸い込まれるように目黒くんの元へ。
別に呼ばれてないのに。
目「おつかれ」
『…お、つかれ』
目「待ってた」
『まっ…？！』
ついさっきまで脳内をしめていたのは
桃田先輩とそのお仲間だったのに
気がつけば100％目黒くんでいっぱいで
私のファーストキス事件が再び蘇ってきた。
目「帰る？」
『あ…うん』
目「ん」
目黒くんと一緒に会社を出て
駅まで向かうその道。
コップギリギリまで水を注いで
あと1つ動きがあれば溢れ出しそうなくらい
私の心臓はバクバク踊り狂っている。
一緒に帰ろうって言われてないから
隣を申し訳なく歩く。
そんな私を見て目黒くんは
ふは、と笑う。
目「いつも通りだな」
『…え？』
目黒くんから見ていつもの私は
隣を申し訳なく歩いてるイメージなんだ…。
…どういうイメージ…？
特にこれといった会話はせず
ただ駅に向かって歩く。
不思議な時間。
そのまま駅に着いてしまって
不思議な時間を無駄にしてしまったことを後悔していたら
目黒くんは当たり前のように同じホームに向かっている。
『え、目黒くんこっちじゃないよね？』
目「そうだっけ？」
『んん？』
目「あ、ちょうど来た」
2人同じ電車に乗り込んで
私は必死に目黒くんの考えを読み取るけど
全然分からない。
混乱と緊張でパニックになっている私は
ただ目黒くんに着いていくことが精一杯で
気がつけば、私の家の前にいた。
『…あれ？』
目「早く開けてー」
私は何度、大好きな人を
無防備な家に招くのだろう。
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まりりん(プロフ) - 読み返し読み返し…また戻ってきました！もぅ、策士な目黒くんの言葉にドキッ！きゅん♡の沼ですよ。渡辺先輩のアシストもさすがだし。逢沢さんの作り出す台詞が、それぞれにドンピシャすぎて脳内ドラマ再生しちゃってますもん！笑！続き楽しみにしています！ (2022年9月23日 3時) (
レス) @page49 id: 65e5944be6 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 気になりすぎます、、、。どうなるのか気になって毎日読んじゃってます！ (2022年9月21日 21時) (レス) @page49 id: 6f1d9dcbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - すごーく楽しみに待ってます！待ちきれず何度も最初から読み返しています…。春川さんと目黒くんの今後を楽しみにしています！ (2022年9月21日 20時) (レス) @page49 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)
tsu(プロフ) - コメント失礼します。ほんと大好きな作品です。私の好みを全部知ってるんじゃないかと思うほどドンピシャすぎて１ヶ月に1回は読み直してます。お願いです。もっと主さんのこの作品を読ませてください！続き毎日楽しみに待ってます！ (2022年9月21日 19時) (レス) @page46 id: 5f3df0e30b (このIDを非表示/違反報告)
はるはる - 昨日読みはじめて、一気にここまで読んじゃいました。どきどき、にやにやが止まりません。お話の続き、楽しみにしています。 (2022年9月21日 18時) (レス) @page46 id: 7d12ceb543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢沢
| 作成日時：2022年1月1日 17時
