◻️Wside ページ28
渡「春川、飲み行くぞ」
『…え？いや…でも…』
春川が分かりやすく申し訳ないって顔をする。
別に春川のこと女として見てないけど
1人の人間として、後輩としていい奴ではあるから
春川がいなくなるって思ったらなんか嫌だ。
渡「また退職願書かれても困るからな」
目「とか言って春川と一緒にいたいだけですよね」
渡「はっ？！んなわけあるか！」
柊「先輩素直じゃないからなー」
春川がジッと俺を見る。
多分どう出るか考えてる。
さっきめっちゃ俺の事馬鹿にしてたくせに
こういう時になったら雰囲気を察する。
渡「春川。よく考えろ。今日は柊花ちゃんもいる。
目黒もいる。ってことはだよ」
『…お酒が解禁ですね』
渡「そうだ」
"いつもの"春川になった。
基本的にふざけてるから、コイツ。
目「律儀に守ってたんだ」
『…目黒くんと喋れない辛さを改めて痛感しました』
目「自主的に喋らなかったからな」
渡「春川のクセに生意気だな」
『…チッ』
渡「は？舌打ちした？」
『え？』
柊「はいはい。飲みに行くなら行きますよ」
春川の家を出て、少し前を歩く柊花ちゃんと春川。
そして隣には目黒。
渡「とうとう手出した？」
目「とうとう？」
渡「さっき、2人の時」
目「あー。手出されそうになったところを先輩が割って入ってきましたね」
渡「目黒が出される側なんだ」
目黒がハハって笑う。
本当にどこまでも目黒の考えてることが分からない。
渡「でも満更でもないんだろ？」
目「…」
渡「お前絶対春川のこと好きだろ」
もうそろそろ種明かしをしてほしい。
なんで謎に俺はコイツらの恋愛事情で焦らされてるんだ。
目「さあ？」
でたよ、でたでた。
なんで俺にも教えてくれないんだよ。
目「でもまあ安心してくださいよ」
渡「え？」
目「春川が俺から離れることはないんで」
ふっ、と笑って俺を見る。
答えになってない答え。
全ての真実が謎に包まれたまま
時間だけが過ぎていく。
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まりりん(プロフ) - 読み返し読み返し…また戻ってきました！もぅ、策士な目黒くんの言葉にドキッ！きゅん♡の沼ですよ。渡辺先輩のアシストもさすがだし。逢沢さんの作り出す台詞が、それぞれにドンピシャすぎて脳内ドラマ再生しちゃってますもん！笑！続き楽しみにしています！ (2022年9月23日 3時) (
レス) @page49 id: 65e5944be6 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 気になりすぎます、、、。どうなるのか気になって毎日読んじゃってます！ (2022年9月21日 21時) (レス) @page49 id: 6f1d9dcbb1 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - すごーく楽しみに待ってます！待ちきれず何度も最初から読み返しています…。春川さんと目黒くんの今後を楽しみにしています！ (2022年9月21日 20時) (レス) @page49 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)
tsu(プロフ) - コメント失礼します。ほんと大好きな作品です。私の好みを全部知ってるんじゃないかと思うほどドンピシャすぎて１ヶ月に1回は読み直してます。お願いです。もっと主さんのこの作品を読ませてください！続き毎日楽しみに待ってます！ (2022年9月21日 19時) (レス) @page46 id: 5f3df0e30b (このIDを非表示/違反報告)
はるはる - 昨日読みはじめて、一気にここまで読んじゃいました。どきどき、にやにやが止まりません。お話の続き、楽しみにしています。 (2022年9月21日 18時) (レス) @page46 id: 7d12ceb543 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢沢
| 作成日時：2022年1月1日 17時
