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「ぶははははははっ！！！ 流石のお前でもこれには反応せざるを得なかったようだな！！
方向性を変えてみて正解だったぜ！！」
唖然としていると、横から夜蛾呪術師が申し訳なさそうに口を開く。
「すまない、あの悟がどうしてもと頭を下げてまで頼んでくるので仕方なしに。
それにしても、悟にあそこまでやらせるとは、君は一体全体アイツに何をしたんだ」
その質問に対しては「カエルを使ってちょっと悪戯した程度です。しかし、まさかここまでしてくるとは思ってもいませんでした」と返す。夜蛾呪術師は「なんて執念深さ……」と五条呪術師に若干引き気味の目を向けていた。
本当に私のためならなんでもやってくれるな、と今回ばかりは私も五条呪術師に対して呆れるほかなかった。本当に焦った、寿命が半分くらい縮んた気がした。
「私は止めたよ」と言う家入呪術師の言葉に続くように「私も……」と夏油呪術師は不自然に目を逸らしながら口にする。
だが五条呪術師は「はあ？」と納得できないような表情をしながら「お前ら自分は悪くないみたいに言ってんじゃねーぞ。俺と一緒に笑ってたのは一体全体どこの誰なんだかな」と鼻で笑う。
そんな風に「笑ってない」だの「笑ってた」だのいつものワチャワチャとしたやりとりが続く。夜蛾呪術師は「くだらんことを……」と溜息をついていた。ごもっともです。
「おい補助監督、あの時お前は自分がクビになると知って酷く動揺していたな。俺たちに会えなくなることに焦ったか？」
「いや、なんというか給料がもらえなくなることに焦っていました」
「つよがんなって！」
そう言ってバシバシ私の背中を叩く五条呪術師。地味に強いので痛いです。
なんだか今日の五条呪術師はやけにご機嫌だ。私に対して仕返しができたからだろうか。根に持ちやすい性格なのだろう。きっと将来とんでもないことをやらかすんだろうなあ、と心の内でそっと思った。
とりあえず私の事が大好きな五条呪術師の興奮を冷ますべく「私、夏が終わったら補助監督辞めますけどね」と言ってみた。するとピタリと私の背中を叩いていた手が止まって「え」という声が頭上で聞こえた。
家入呪術師が「辞めんの？」と聞くので「一応バイトですから」と返しておいた。
五条呪術師の顔をそろりと覗いてみると、彼は酷く動揺した様子で「……ドッキリ、だよな？」と訊ねてくる。
残念ながらホントです、現実って残酷。
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ガシヤマ(プロフ) - れーとさん» イベントに参加させていただきありがとうございます！ 自慢の作品なので神作と言ってもらえてとても嬉しいです。気が向いたら他の作品も読んでみてくださいね。 (1月31日 18時) (
レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
れーと - 初コメ失礼します。どうしてこんな神作がいかにもふざけている名前のイベントに参加してくれたのか分からなかったです。イベント参加ありがとうございますorz。(絵がおじょうずなっこって) (1月31日 17時) (レス) @page34 id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ - 白うささん» お読みいただきありがとうございます！ またまだ未熟なところもありますが、私の作品をもっと色んな知ってもらえるようにがんばっていきたいと思います！ (1月5日 20時) (レス) id: 5392177912 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - あ、あれ？最後まで読んだら目から鼻水が（（初コメ失礼します！！最高な作品でした！！ありがとうございます！！（？） (1月5日 20時) (レス) @page19 id: a68f5e51e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガシヤマ | 作成日時：2024年1月1日 19時
