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「……ねえ、正直に答えて」


「はい」




「僕ってそんなに下手くそ?」




 五条呪術師は枕に顔を突っ伏しながらそんなことを聞いてきた。
 私は脱ぎ捨てられた自分の上着を羽織りながら「よくわかりませんね、私も初めての経験だったので」と答える。

 昨日の夜は大変貴重な経験をさせてもらった。
 初めてそういった行為をしたが、それはもう優しくしてもらった。なんならいつもより数倍優しかった。
 あの気づかいと思いやりを忘れずに仕事に行ってほしいものだ。

 それにしても、自分のような人間がまさか五条呪術師のようなハイスペックイケメンに身体を求められる日がくるだなんて思っても見なかった。人生の中で一番と言っていいぐらいに価値のある初体験だった気がする。

 ただ、今の五条呪術師はかなりテンション低め。これが俗に言う賢者タイムというやつなのだろうか。



「全然痛くなかったし血も出ませんでした。
 機嫌が悪かった割には丁寧だったと思います。落ち込まなくていいですよ、多分」


「一言余計。
 てか、もしかしなくともお前マグロだよね、ずっと無表情で声すら出さずに空虚を見つめてたし。
 ぶっちゃけどうだった? 気持ちよかった?」


「五条呪術師が気持ちいいと思えたのならそれでいいんじゃないんですかね」


「ちゃんと答えろ、気持ちよくなかったの?」



 励ますつもりが益々機嫌を損ねさせてしまった。何故だろうか。
 とりあえず五条呪術師からの圧がすごいので質問には「普通でした」と曖昧に答えておく。

 またしても溜息が一つ。
 そんなに私に気持ちよくなってほしかったのか。
 残念ながら私にはビデオで見る女優さんのような艶かしい雰囲気も魅力も無いので期待はしないでほしいですね。

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ガシヤマ(プロフ) - れーとさん» イベントに参加させていただきありがとうございます! 自慢の作品なので神作と言ってもらえてとても嬉しいです。気が向いたら他の作品も読んでみてくださいね。 (1月31日 18時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
れーと - 初コメ失礼します。どうしてこんな神作がいかにもふざけている名前のイベントに参加してくれたのか分からなかったです。イベント参加ありがとうございますorz。(絵がおじょうずなっこって) (1月31日 17時) (レス) @page34 id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ - 白うささん» お読みいただきありがとうございます! またまだ未熟なところもありますが、私の作品をもっと色んな知ってもらえるようにがんばっていきたいと思います! (1月5日 20時) (レス) id: 5392177912 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - あ、あれ?最後まで読んだら目から鼻水が((初コメ失礼します!!最高な作品でした!!ありがとうございます!!(?) (1月5日 20時) (レス) @page19 id: a68f5e51e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ガシヤマ | 作成日時:2024年1月1日 19時

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