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「ヨクジョーってやつですか」
「……雰囲気考えてよ」
「君は趣味が変わっていますね、こんな貧相な身体に興奮するだなんて。
あ、そういえば今日は下着が上下バラバラです」
「ほんっとそのマイペースどうにかしろよ」
ガシガシ髪を乱しながら溜息を吐く五条呪術師。
けれども私の上から退いてくれる気は無いようで、強引に行為を進めようとする。
彼は私の頬に手を添え、親指で唇をなぞる。
「キスするんですか」
「察しろよ」
「後悔しますよ、絶対に」
二つの淡い青色を正面から静かに見つめる。
彼の目からは氷点下並みの寒さが伝わってくる。
「なんで」とワントーン低い声で理由を尋ねてきた彼に一言。
「私は君に対して好意を持っているわけではありません」
ズバッと言いすぎたかなとも思ったが、ハッキリ言わないと余計拗れると思ったからそのまま伝えた。私には相手を思いやれるような優しい心はないので。
けれども彼は「ふーん、そっか」と口にするものの私から離れる様子は一切見せない。それどころか逃げるなよとでも言わんばかりに私の腕を力強く掴む。
そして、私の耳元に口を寄せてボソリと呟いた。
「じゃあ、今後
噛み付くようなキスをした後、彼は甘く歪んだ笑みを浮かべた。
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ガシヤマ(プロフ) - れーとさん» イベントに参加させていただきありがとうございます! 自慢の作品なので神作と言ってもらえてとても嬉しいです。気が向いたら他の作品も読んでみてくださいね。 (1月31日 18時) (レス) id: d005014dc4 (このIDを非表示/違反報告)
れーと - 初コメ失礼します。どうしてこんな神作がいかにもふざけている名前のイベントに参加してくれたのか分からなかったです。イベント参加ありがとうございますorz。(絵がおじょうずなっこって) (1月31日 17時) (レス) @page34 id: 52d6184189 (このIDを非表示/違反報告)
ガシヤマ - 白うささん» お読みいただきありがとうございます! またまだ未熟なところもありますが、私の作品をもっと色んな知ってもらえるようにがんばっていきたいと思います! (1月5日 20時) (レス) id: 5392177912 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - あ、あれ?最後まで読んだら目から鼻水が((初コメ失礼します!!最高な作品でした!!ありがとうございます!!(?) (1月5日 20時) (レス) @page19 id: a68f5e51e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガシヤマ | 作成日時:2024年1月1日 19時