検索窓
今日:12 hit、昨日:53 hit、合計:245,190 hit

鬼狩り237 ページ37

〜無一郎サイド〜



謙遜するAだが、小鉄くんは彼女に対する尊敬の姿勢を崩さなかった。


小鉄「やっぱりそうですよね!?


あの……お願いがあります! 里は今、再び危機に見舞われているんです。


力になってくれませんか?」


お面越しでも伝わってくる、キラキラと期待に満ちた雰囲気。


Aは害をなす鬼ではないけど、金髪というだけで鬼をあっさり信じてしまって大丈夫なの。


里の伝説とやらで、金髪への信仰が厚い……とか?


ていうかAは、以前も里を訪れていたんだ。そして救ったことがあると。


鬼のAがどれほどの実力を持つのかはわからないが、鬼舞辻と並ぶ始まりの鬼。


僕の想像を絶するものかもしれない。


貴方「もちろん。この里を脅かす敵は、一匹残らず消し炭にするよ」


そう言ってにっこりと微笑むAからは、底知れぬ恐ろしさと威圧感が放たれていた。


小鉄「鋼鐵塚という刀鍛冶が、刀の再生で不眠不休の研磨をしているんです。


その人を助けてください! 少しでも手を止めてしまうともう駄目なんです! どうか……!!」


貴方「わかった。案内して」



______



木々の中をひたすら走っていると、お面をつけた男性と出くわした。


彼は鬼を警戒しているのか鉈を構えており、落ち着きなく周囲を見回していた。


鉄穴森「おおっ! 時透殿に小鉄少年! ……と」


小鉄「鉄穴森さん!!」


Aを見た途端動きを停止させる男性のもとへ、小鉄くんが駆け寄る。


なるほど、この人が鉄穴森さんか。僕の刀の新しい担当になった刀鍛冶。


鉄穴森「無事で何よりです。


鬼が襲ってきたかと思いきや、里に雷が幾つも落ちたり……今日は大変な日ですよ。


ところで、この鬼は……なぜ一緒にいるのです?」


Aについて説明すると長くなるし、正体を隠すためにも必要以上に話したくはない。


だからさっさと話題を変えることにした。


無一郎「この鬼は僕たちの味方。攻撃してこないから安心して。



ところで、あなたが鉄穴森という人? 俺の刀を用意してくれてるなら今渡してほしいな」

鬼狩り238→←鬼狩り236



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (290 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
865人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , サリア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サリア(プロフ) - さんいちがさん» ありがとうございます!続編でも頑張ります!本誌の無惨が癒しだって?そんなことに!?気になるので読みますね!笑 (2020年4月30日 20時) (レス) id: 05b07eff83 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - ネタバレ注意。本誌の無惨が孫にひっついてるみたいで癒されますよ!!!!サリア様も見てみてください!!! (2020年4月29日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - サリアさん» 最新話見ました!!!たんじろーsideですねフムフム!!これからどうなっちゃうんだろ!!こっち(小説)もあっち(本誌)も!!!気になる!!!!!! (2020年4月29日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - さんいちがさん» 夢主の介入によって、話の展開は変わってくると思います!楽しみにしてくださって嬉しいです!今の所正体を知るのは無一郎だけですが、どうなるでしょう?( ̄∀ ̄) (2020年4月29日 21時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - サリアさん» うおおおおおお!!!原作と違うだとおおおおお!!!!想像できないっ!!!!!楽しみ!!!!あと最新話見ました!!!夢主ついに……バレたらバレたで、面白くなりそう!!!だって!!!!!サリア様だから!!!! (2020年4月29日 12時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サリア | 作成日時:2020年4月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。