story１３２ ページ32
〜速水サイド〜
天馬くんが用意されたチップを翳し、金額を確認する。
天馬「チップは1枚1000万円とします。何枚必要ですか？」
貴方「私は現金を3億1000万円持っているので、31枚でお願いします」
天馬「わかりました。南沢先輩は？」
南沢「そうだな……」
天馬くんの問いかけに対し、南沢さんは。
南沢「とりあえず、100枚もらおう」
ひゃ、100！？ てことは、つまり10億円！？
そんな……！ 無茶苦茶ですよ！！
倉間「やっぱり、資金には圧倒的な差があるな。多分南沢さんはまだまだ余力があるぞ」
Aさん……大丈夫なんでしょうか。
天馬「まずは参加費です。お互い1枚ずつ出してください」
そんな不安に駆られながらもカードが配られ、ゲームがスタートする。
貴方「あ！ そういえば、ブタの強弱ってどうやって決まるの？ より弱い役を目指すなんてないからさ」
天馬「ブタの場合、より強いカードを1枚でも持っていた方が強いです。
たとえばキングとそれ以外で構成されるブタと、10とそれ以外のブタなら、キングの方が強い」
貴方「そうだったね！ ありがとう！」
Aさんは配られた5枚のうち、2枚を。南沢さんは1枚を前へ出した。
貴方「じゃあ、2枚チェンジで」
南沢「1枚チェンジ」
天馬「これで手札が確定しました。ベッティングに移ります」
〜南沢サイド〜
俺は槭樹がチェンジしたカードを見ながら、思考を巡らせた。
槭樹が捨てたのは、キングとジャック。もし弱い順を狙っているのであれば、強いカードを捨てるのは自然な行動。
しかし＿＿＿＿＿＿
残り3枚でスリーカードが確定している可能性は当然あるし、ブタであってもわざとエースを残しているかもしれない。
弱い順を期待していると偽装し、俺に強い順を選択させようという狙いだ。
俺の手は、ストレートになり損なったブタ。槭樹の狙いは強い順か弱い順か。
計算のためには、情報が必要だな。試してやる。
俺はチップを10枚置いた。
南沢「10枚ベット」
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サリア(プロフ) - イナイレ好きさん» コメントありがとうございます！次はVS葵ちゃんへと突入する予定です( ´∀｀) (2020年9月8日 0時) (
レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ好き - 新しい話だ! 続きがめっちゃめちゃ気になる (2020年9月8日 0時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！掛け持ちしながらですが、更新頑張ります( ´∀｀) (2020年3月1日 16時) (レス) id: 5231526d40 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 初めまして、とても面白いです！まどマギのほうも楽しみにしてます！ (2020年2月28日 21時) (レス) id: a1e0e2485c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリア | 作成日時：2020年2月26日 1時
