story１１３ ページ13
〜葵サイド〜
葵「なっ……」
顔が凍りついているのが、自分でもわかる。
A先輩の後ろに控えていた私のマネージャー……姫川有菜も、顔を硬らせていた。
だってそうでしょ？
A先輩が持っている紙は……！！！
貴方「ちょっと読んでみようか」
先輩が手紙の音読を始める。
貴方「『愛する葵ちゃんへ。いつも楽しいライブをありがとう。そしてお疲れ様。
最近は動画での人気もすごくて、ファンクラブ会長としても鼻が高いです。エッヘン！
でも、古参のファンとしてはちょっと寂しいかな(笑)
最近は勉強が忙しいんだけど、葵ちゃんが頑張っている姿を見てると……」
葵「もういい！！！」
耐え切れず、私は気づいたら叫んでいた。
姫川「葵……」
有菜が心配そうに私を見る。しかし、構わず事実を認めることにした。
葵「先輩の言う通りです。でも、それがなんだっていうんですか」
貴方「ファンが嫌いなのにアイドルを続けているということは、よっぽど強い目的があるんだろうなって思って」
すべてお見通し、か。さすが霧野先輩や倉間先輩を負かしてきただけのことはある。
私は観念して、すべて話すことにした。
小学生の頃からの夢であり、自分自身の野望を。
葵「……アカデミー賞がほしいの」
ずっとずっと、憧れだった。
才能と実力と運に恵まれた者のみが、歩くことを許された空間。
全世界が、その一挙手一投足に注目する。
私も＿＿＿＿レッドカーペットを彩る一輪の花になりたい。
役者事務所に登録して、毎日レッスンをこなして、同期の中で最も早くテレビに出ることができた。レギュラーももらった。
でも気づいた。これじゃ遅いって。
このまま順調にいったとしても、この日本という狭い国ですらトップに立てる保証はない。
ハリウッド大作で重要な役を得るには、もっと違うアプローチが必要。
そして、それが………この学園でなら手に入れられることにも気づくことができた。
そう、この学園でアイドルをやっているのは………
学園の力を＿＿＿＿＿＿利用するため。
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サリア(プロフ) - イナイレ好きさん» コメントありがとうございます！次はVS葵ちゃんへと突入する予定です( ´∀｀) (2020年9月8日 0時) (
レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ好き - 新しい話だ! 続きがめっちゃめちゃ気になる (2020年9月8日 0時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！掛け持ちしながらですが、更新頑張ります( ´∀｀) (2020年3月1日 16時) (レス) id: 5231526d40 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 初めまして、とても面白いです！まどマギのほうも楽しみにしてます！ (2020年2月28日 21時) (レス) id: a1e0e2485c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリア | 作成日時：2020年2月26日 1時
