2〜変えられるかもよ〜 ページ5
スノーホワイトは魔法少女になった時の試験から多くを語らなくなった。
今も静かにAとガイトが話しあっているのを見ている。
「WBC出るの！？」
「あぁ、最強のファイターになるためだからな。」
「でも、世界レベルなんでしょ？勝てるの？」
「絶対勝つ。それが俺の運命だからだ。」
アビゲールは散歩だとか言って出かけ、戻って来てない。
スノーホワイトが何を考えているのかファルには分からない。
しかし、変身している時間が長く、疲労しているのは分かった。
ファルはスノーホワイトに話しかけた。
「スノーホワイト。戻らなくていいぽん？」
ファルの声は甲高い、合成音だ。
当然、ガイトとAは驚いてこっちを見た。
スノーホワイトは魔法の端末から浮かび上がるファルを見て、変身を解除した。
ガイトとAの目が大きく見開かれる。
「まさか、元は…」
「普通の人間！？」
ガイト、Aの順でそう言った。
スノーホワイト、いや、白河小雪は小さく頷く。
「おー、そうなんだ…」
「バディなのに知らなかったのか？」
Aがそう呟き、ガイトがそう返す。
「だって、今日バディになったばっかだし！」
「はぁ？」
ガイトが不思議そうな顔をした。
ちょうどその時、アビゲールが戻ってきた。
「遅かったな、アビゲール…
で、後ろのチビはなんだ？」
「チビじゃなくて、バルバル！
太陽の竜、バルドラゴン！」
「そうか…デッキ調整の邪魔だ。
アビゲール、追い出せ。」
「えー、居たっていいじゃん！」
Aがガイトにそう言う。
「バルは邪魔になんかならないバル！」
そう言うと、バルがSD化を解いた。
「バルはバディチャンピオンになるバル！」
「バディチャンピオン？
ははっ、あーはっはっはっ！！」
ガイトが急に笑い出した。
「え、どうしたの？」
そんなAの疑問に答えることなく、ガイトはこう言った。
「いいか、バディチャンピオンになるのはこの俺、黒渦ガイトだ！」
「嫌バル！バルもバディチャンピオンになるバル！」
「そうか…アビゲール、そいつをここに居させてもいいぞ。」
「いいのか、ガイト！
じゃあ、バル、こっちに来い！」
アビゲールがバルを鍛え始めた。
アビゲールの諦めるな、お前なら出来るという声が面白くて、Aは笑った。
隣を見ると小雪も笑っていた。
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みかん - 今更ながら何度も読んでいます。何度読んでも面白いです。最後の展開が特に切なくて感動的でした。ほかの作品も頑張ってください。応援してます。 (2017年7月16日 11時) (
レス) id: a67bc316e8 (このIDを非表示/違反報告)
*氷姫* - こんにちは、*氷姫*です。 小説読ませてもらいました！ スゴく面白くて良かったです！ ((バディファイトはアニメを観てたので知ってました♪ (2017年5月16日 6時) (レス) id: e3798fded4 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - すごい分かりやすい文章なのに読みやすいですね！憧れます(´∀`**)バディファあまり接点なかったですがタスクさん優しい´¶`こんな良作見せていただいて本当にありがとうございます！ (2017年1月2日 13時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
アスタリスク@アスタと呼んで...！(プロフ) - 分かりました！ (2016年12月26日 10時) (レス) id: 00b9bb1c96 (このIDを非表示/違反報告)
シリウス(プロフ) - アスタリスク@アスタと呼んで...！さん» ここじゃ貼れてないみたいです…ボードでお願いできますか？ (2016年12月26日 8時) (レス) id: 85292224f5 (このIDを非表示/違反報告)
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