【文スト】風は光り、恋を告げる【反応集】

猫耳が生えてしまった ページ32

中島敦
「わっ、ぁ……えっと、お揃い、ですね。えへへ」

　器用に耳だけ出して、貴方を悲しませない様にと励ましてくれました。同じネコ科、顔を擦り寄せて来て、頬を舐められ、そしてーー



太宰治
「えっ何それ超可愛いー！待って、撮るから！はいこっち向いてー、可ー愛ーいー！」

　頭を抱えて悶えています。最初は面白い！から始まりましたが、段々貴方を独り占めしたくなってきました。



芥川龍之介
「偽物ですか？」

　勝手に耳に触れて来ました。「うみゃ？！」と声を荒らげると小さく笑い、もっと強く触れてきてーー



中原中也
「ァ？……？？……ほーほー」

　最初は意味が分かりませんでしたが、状況を察すると、ジロジロと品定め、どうイジメようか悪巧みを始めました。逃げて！



谷崎潤一郎
「は、はい！これ着てていいよ！」

　恥ずかしくて死にそうな貴方を見て、彼も赤面でパーカーのフードを被せてくれました。只、他の人に見られたくないだけかも……？



福沢諭吉
「…………………」

　煮干を差し出されました。みゃぁっと鳴いて、猫手で煮干を貰って、その興に乗ってあげると、何時の間にか膝の上で可愛がられています。社長、にっこにこです。



蘭堂
「もふもふ……！」

　暖かそうセンサーが反応しました。直ぐに手中に収めます。耳に彼の唇がくっついて、擽ったくて仕方がありません。



マーク・T
「ボスー！この子飼いたい！ちゃんと世話するから！いいでしょー！？」

　快活に誘拐されました。駄目と云われても自身の部屋に内緒で囲い、キスとハグの嵐です。猫じゃないけど、猫ってこうだっけ……？



フョードル・Ｄ
「脳波で動く玩具ですか。よく見せてください」

　違います！恥ずかしいのに、手を取られているので顔を隠せず見つめ合い。最早猫耳など関係ありません。



ニコライ・G
「あははハハハハ可愛いね！面白過ぎて私も生えてきちゃったよ！」

　相変わらず陽気です。相変わらず素っ頓狂。でもこれで、貴方は仲間外れではなくなりました。



澁澤龍彦
「興味深い」

　色んな角度と強さで触れて来ました。「尻尾は？」と脱がして来ると思うので、その知的好奇心の為、協力してあげましょう。



条野採菊
「諺にありますね……猫に木天蓼」

　？！……あれ、耳が生えただけじゃない、の……何だか凄く善い気持ち……てか意味、違くない……？
　酩酊状態になった貴方は、彼の思うがままです。

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