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季節はかわり、新年度の春。
私は高校二年生。
稜雅くんたちは三年生になった。
クリスマスの次の日、
私は稜雅くんにバイトしてることを伝えた。
元々、貯金をするために始めたから
稜雅くんも理解してくれた。
シフトが入ってない日の放課後は、
相変わらず、ずっと一緒にいる。
今日も呑気に、私の膝の上でお昼寝中。
髪が少し伸びてくすぐったい。
いつ切るんだろう。
来年の春には、稜雅くんも大学生になっているはず。
茶色に染めた髪を、面接のために黒にしないといけないって言ってたな。
私はまだ染めたことがないから黒のままだけど。
最近、稜雅くんが三年生になって進路の話とかを聞くと、自分の将来のことをよく考えるようになった。
進学をして、安定した職について、幸せな家庭を築きたい。
在り来りだけど、母子家庭だった私にとっては一番の憧れでもあった。
大人になっても、今みたいに稜雅くんと過ごしていたい。
稜雅くんもそう思ってくれてるかな?
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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2019年4月13日 0時