【コラボ】傷を癒すために【歌い手】 (ページ13)

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おまけ～男主ver～ページ13

『やば…時間が』

アメリカから帰ってきた俺は高３になった
留学も無事終えて今は春休みってとこ

そして日本では今日、あの学校の卒業式らしい
柚子はもちろんまふまふや黒川もついに卒業

「空！」

空港の人ごみで俺を見つけたのかナノが走ってくる

「成長した！身長伸びた！声が少し低くなった！」

一度にそれだけ言われると困る

「な～んも言わずにいったからなぁ」

やべ、そらる様が降臨なされている

『みんなもう大学生？』

俺の一つ、二つ上なんだからそういうことだよな

「ひと里は大学行ってないよもう就職した」

はやっ！？
高卒かよ

『ま、いいやさっさと行こう』

時間がないことに気付き早足になる

「にしても空イケメンになったな～」

そか？
まぁ、髪の色は茶色から黒にしたけど
そんな変わってる？

『おー久しぶり』

「あ、空君！」

学校に着くともう卒業式は終わっていてそれぞれ泣いたり写真撮ったりしている

『まふくん！久しぶりー総務お疲れ』

まふくんも見ないうちにイケメンになって…
あ、元々か

「柚子知らない？」

「さぁ？黒川さんと話してたりしてるんじゃないんですか？」

く、黒川！？
え、結局仲良くなったの？
まじかー

「あ、空！帰ってきたんだ！」

背中を思いっきり叩かれる
が

『お前誰！？』

知らない奴だ
こんな黒髪女子知らん

「はぁ？黒川だよ黒川！」

黒川？
え、まじ！？
すっげー可愛くなって
人間かわるものだ

「お帰り空君」

そしてやっと会えた

『ただいま柚子』

容姿は全然変わってなくてでもなにか吹っ切れたようなそんな顔をしてた

「言いたいことがいっぱいあるから覚悟してね」

前言撤回どうやらそらる様のあとを受け継いでたのはこの子のようです
怖いんですけど！
笑顔が黒いんですけど！

でもやっぱりこんな日が好きだななんて思ったりもして
ずっとずっと笑えればいいなって

『虹だ！』

空を見ると七色の橋が見えた

これでどこかの空も繋がっているんだ―…