昔の君と今の君。2 (ページ17)

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17話ページ17

稜『A。』
私『ん～？』

俺、天才だわ。とか言うのかな。
何言うんだろ。

稜『好き。』

私『え…』

今、なんて？

今日の稜雅、やけに素直すぎて、怖いんだけど。

もしかして…

私『なんか企んでる…？』
稜『なんでだよww』

だって、稜雅が素直すぎて…

稜『なんも企んでない。ただ改めて思っただけ。』
私『そ、そうなんですか…』

戸惑いながらも、ご飯を作り終えた。

定番のハンバーグ。

あとサラダ。

稜『美味そう』
私『うん…』
稜『戸惑いすぎだってばw』
私『だってさ…』
稜『ごめんごめん』

嬉しかったけどさ、
びっくりしちゃうじゃん。

稜『早く食べよー』
私『うん。』

稜私『いただきます』

稜『ん！美味しい!!』
私『良かった』

ほんとに夫婦みたいになってる。笑

ご飯を食べ終えて、
リビングで2人でソファーに座り、テレビを見る。

あ、生チョコ！

私『稜雅ー』

テレビを見てケラケラ笑ってる稜雅に話しかける。

稜『ん？』
私『生チョコあげる。』
稜『お？バレンタインですか？でも、マフィン貰ったよ？』
私『うん、マフィンと一緒に渡そうと思ったけど、稜雅いきなり来たからさ』
稜『あぁ、だから嘘ついてたのw』
私『やっぱバレてた？』
稜『うん、バレバレ』

なんでそんな嘘つくの下手なんだ、私。

冷凍庫から生チョコを出して、
稜雅に渡す。

稜『いただきまーす』
私『どうぞー』

稜『美味い！！』

稜雅、私の生チョコ何回食べたことあるんだろ。

生チョコ作ること多いよね～、私。

the 定番女子なんで。笑

稜『やっぱ、安定の美味さ。』
私『生チョコ飽きない？結構作ってるよね、私。』
稜『確かに。何回も食べたことあるけど、生チョコが1番かな～、俺は。』
私『ほんとに？』

稜『うん、お店のより、断然美味しい』

うん、だからさ、素直すぎるんだって。

私『どうしたの？稜雅。なんかあったの？』
稜『なんもねぇわww』
私『稜雅素直過ぎて怖いわ』
稜『素直で悪いかよw』
私『全然。むしろ嬉しい。けど気が狂う』
稜『戻った方がいい？』

それはぁ、、

私『中和できない？』
稜『頑張ってみる』
私『よろしく笑』