数年後の出会いは過酷で___.*【夢主過去編】 ページ14
鴎外さんと出会った後、私は何不自由ない楽しい暮らしをした。
彼は、可愛い服や玩具、色々な物を用意してくれた。
ただ、一つだけ許されないことがあったのだ。
それは、”外に出てはいけない”事だった。
当初の私は、何不自由ない暮らしに満足していてそんな事気にしていなかった。
しかし、数十年もたつと、外の景色が恋しかった。
そして私は、鴎外さんとの約束を一度破り外に出てしまったのだ。
それは、私が十歳になった年の冬の日の事だった。
玄関の戸を開けると、私より少し大きい靴の足跡が見えたのだった。
自然と私は、その靴の後を追いかけていたのだった。
「(わたしと同じくらいの大きさだ…)」
追いかけた先には、片目を押さえてポートマフィアの建物を見ていた男の子がいたのだった。
「ねぇ、きみ。どうしたの?」
もしかすると、あの日の敦君ではないかと少し期待に胸を膨らませた。
しかし、それは違っていた。
だが、男の子はこちらへ近づいてきてこう言ったのだった。
??「ぼくの、およめさん」
「ふぇっ!!??///」
雪が降り注ぐ中、私の頬は熱かった。
ただ、呆然としていると鴎外さんが帰ってきたのだった。
森「A、外には出ていけないと言っただろう。可愛いから許すけどね」
「鴎外さんごめんなさい。あ、この男の子は___」
??「森鴎外さん、僕を雇ってくださりありがとうございます。」
「??」
男の子の言葉に私は、疑問を抱いていた。しかし、__
森「A、今日から君の護衛かつ許嫁の”安曇蓮(あずみれん)君だ。」
「あずみ……れん、…?」
安曇「僕の、可愛いお嫁さん。宜しくお願い致します」
許嫁かつ、護衛の安曇君との出会いは普通だった。
しかし、一緒に暮らしていくたびに私は安曇君という存在が怖かった。
何故なら、彼は執拗に私に執着しては束縛を繰り返すのだった。
彼は、二歳年上で、私は彼の力にかなうはずもなくいつも恐怖を見ていた。
毎日、接吻を体のありとあらゆる場所にされそうになるのを、うまくかわす日々。
捕まると、傷をつけられ、甚振られた。
恩師でもある鴎外さんには心配をかける訳にもいかず私は、黙っていた。
この先も、こうなるのだろうか。そんな不安で私の胸は一杯だった___。
鮮血の女神誕生___.*【夢主過去編】→←花は、黒に染まる.*【夢主過去編】
27人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪崎リュア - ありがとうございます!!、頑張ります!!、(*´Д`*) (2017年12月7日 18時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
ベル - いつも楽しく見させてもらってます!頑張ってください! (2017年12月4日 20時) (レス) id: 71be4a069f (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - お知らせです!!:水曜日、また今週は日曜は更新できません!!(><)その他は頑張らせていただきます!!、 (2017年11月29日 17時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
雪崎リュア - ベルさん» おお、ありがとうございます!! (2017年11月19日 11時) (レス) id: 9359e2340c (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 最高としか言えない! (2017年11月17日 22時) (レス) id: 71be4a069f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪崎リュア | 作成日時:2017年11月17日 17時