【妖怪ウォッチ】みんなとの日常2【シャドウサイド】

あるニュース ページ38

アキノリ「うん。普通だったら…ヘイセバスさん！」


ピピッ


「私の名前はセバスです」


アキノリ「って感じで答えるんだけど…たまにセバスさんが出て来て、とんでもないことになってしまうらしいんだよ」


トウマ「とんでもないこと？」


ジュニア「と、とんでもないこと、なに？」


ミッチー「い、一応参考までに聞いておこうか」


あのミッチーが怖がってる…


アキノリ「一番興味深い書き込みによるとね…仮にA君っていう子の話なんだけど、彼が想いを寄せている女子がいてね…その子は他の男子と仲が良かったんだって…悔しくなったA君がセバスさんを呼び出して「あいつを学校に来させないで」ってお願いしたら、その男子は本当に学校に来なくなってしまったんだ…」


自分の私欲のためにセバスさんを呼び出したってことか…


アキノリ「噂によると、A君の願いを実現させるためにセバスさんを呼び出して恋敵の男子を消してしまったと言われている…」


ケースケ「そ、その顔やめてよ…」


ナツメ「なんだかいかにも都市伝説ぽい話だけど…」


トウマ「ちょっと気になるよね…」


アキノリ「だよな〜…」


A「だからいい加減懐中電灯当てるのやめてくださいよ…」


ピロン


全「ん？」


アキノリ「ニュース速報か？なんだろう」


「昨日、さくらバンクで発生した銀行強盗事件の続報入りました。捜査本部によりますと、既に逮捕された容疑者の供述に不可解な点があり、専門家による精神鑑定を取り行う方針とのことです」


ケースケ「さくらバンクって、駅前の銀行だよね？」


「容疑者は取り調べに対し、「セバスさんに大金を掴みたいと言ったら、体が勝手に動いた。本当は自分の意思ではない。セバスさんに無理矢理やらされた」と供述しているとのことです」


ケースケ「えっ、今確か…」


ナツメ「セバスさんって言った？」


トウマ「うん」


アキノリ「これはおそらく、世界征服を企む何者かが人工知能セバスさんを使って、人間を思い通りにしようとしているとか…！」


今回も来ましたよアキノリの想像コーナー


アキノリ「あるいは、人工知能だったはずのセバスが、心を持ったセバスさんに進化して人間に乗っ取って変わろうとしているとか…！」


ケースケ「ええ！？」

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