オロチ ページ22
うんちく魔「とにかく、トイレや排水口のような水に近い場所は危険だ…迂闊に近寄らないことだな」
A「(ピクッ)ケースケ…?」
私は確かに感じた
新たな被害者が出たことを
ナツメ「ねえうんちく魔、誰が今回の事件を起こしているの?」
うんちく魔「数多くいる妖怪の中でも、最も危険な奴だ…あいつはこの町の地下に潜んでいる…その者の名は…オロチ!」
A「(ケースケ、今すぐそこを離れろ!)」
私はうんちく魔の話など聞かず、必死にケースケに訴えた
うんちく魔「これ以上深入りするのはやめておけ。オロチはそこらにいる妖怪とは比べ物にならぬほど強い。しかも今のあいつは人間の話など聞かぬだろう…行けば殺されるぞ」
全「!!」
A「…でも私は行かなければいけない。どんなに危険だろうと、殺されようが平気だ…それで人間達が助かるなら、私は喜んで命を差し出そう」
トウマ「A…」
ケースケ「そうだよ!タンクもコージも、オロチに捕まってるんだ!助けないと!だって…俺の友達なんだ!」
ナツメ「ケースケ…」
アキノリ「そうだな!行こう!」
こうして私達は命をかけた捜索を始めた
地下の中は暗く、スマホのライトであたりを照らす
トウマは私の手をずっと握っていた
アキノリ「こっちだ!」
妖魔レーダーを元に、妖怪を探す
アキノリ「いる!すぐ近くだ!」
ナツメ「どこ!?」
あたりは水の音だけで他は何もない
唯一あるのは真ん中にある山になったゴミ
ナツメ「オロチ!いるんでしょ!?もう人間を襲うのはやめて!」
ケースケ「あ、あ…あそこだ!!」
ケースケが指をさした方向はゴミの山の頂にある椅子
いや…その椅子に座る者だ
そいつはこちらを冷たく見つめるだけで特に何もしてこない
…してこないほうがいいけど
ナツメ「貴方がオロチね!」
ウィスパー「オロチといえば、強い相手との戦いを求めて旅を続けるさすらいの妖怪!そんな貴方がどうしてこんなことを!」
今オロチって…
…いや、空耳だ
きっとオロチに会いたくて幻聴が聞こえたんだ
あいつは静かに口を開いた
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アンデル - ウリエルお嬢様(ΦωΦ)さん» コマじろうゲットして変えるの忘れとった…ありがとうございます!お恥ずかしい限りです/// (2019年3月13日 22時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
ウリエルお嬢様(ΦωΦ) - 落蛙岩石ですよ! (2019年2月11日 10時) (レス) id: 2359e5a0b1 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - Mahtaさん» はい! (2018年12月16日 8時) (レス) id: 3088cdb8a1 (このIDを非表示/違反報告)
Mahta(プロフ) - まーとりまがんばえー。おーえんしてるぞー! (2018年12月15日 23時) (レス) id: 7a57e948cf (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - Mahtaさん» あ、ありがとうございます!お褒めに預かり光栄です! (2018年12月15日 23時) (レス) id: 3088cdb8a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アンデル | 作成日時:2018年9月10日 21時