【妖怪ウォッチ】みんなとの日常2【シャドウサイド】 (ページ16)

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昔話ページ16

これは私が剣術を習い始めた頃の話

A「はあ！」

私は強くなるために毎日修行をした

でもなかなか強くなれなくて

そんなとき、声をかけてくれたのがオロチだった

オロチ「お前…いつもここで修行をしているな」

A「…まあな」

オロチ「…相手になってやる」

A「え？」

オロチ「私と戦って、お前の修行の成果を見せてみろ」

A「いいのか？」

オロチ「ああ」

A「では…参る！」

戦ったのはいいが、オロチは強かった

龍を華麗に使いこなし、不覚にも綺麗だと思ってしまった

A「強い…」

オロチ「いや…私も内心焦っている」

ガキィン！

衝撃で二人は吹っ飛ばされた

A「はあ…はあ…」

オロチ「くっ…」

私は刀を杖によろけながら立った

A「もう一回…！」

オロチ「…いい目をしている。いいだろう、存分にかかってこい！」

それからしばらく私達は戦った

何時間たったか分からないけれど

ただただ相手を倒したい一心で

ドサッ

A「ぜえ…ぜえ…」

オロチ「はあ…はあ…」

そしてどちらとも倒れた

A「こんなに戦ったこと…ねえ…」

オロチ「それは私も…はあ…同じだ…立てるか？」

A「…ああ」

オロチ「どうしてお前は強さにこだわるんだ？」

A「私は昔、結構周りから差別されていてな…父さんに迷惑かけるから、剣術を学び強くなりたいと思ったんだ」

オロチ「そうか…」

A「でもなかなか強くなれなくてさ…」

オロチ「いや、お前は十分に強い」

A「え…？」

オロチ「戦っているときに気付いたのだ。お前は大きな力を秘めているとな…」

A「そうなのか…」

オロチ「…またここに来る。その時はまた相手をしてくれ」

A「ああ！」

オロチ「じゃあな」

そう言ってオロチは行ってしまった

翌日またオロチが来て、日が暮れるまで戦ったっけ

今頃どうしてるんだろう

また修行の相手をしてほしい