お話 18 ページ18
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「……あ、やっぱり…。」
荷物に張り付けられた送り主の名前を確認して、箱から少し離れると、すぅーっと静かに息を吸い込む。
そして…
「タリョラー」
と声を掛けると、箱の中から、
「バンタンー！」
と、おなじみの合いの手が特徴的な声で返ってきて、箱の中身は簡単に特定できた。
…さて、どうしようかな。
出したら確実にAヌナを取られちゃうし、でも出さないで放っておくという選択肢も、同じ境遇を味わった身としてはしたくない。
だって、この箱の中って本当に真っ暗で何も見えないし、隙間も全然ないから息もしづらいんだ。
Aヌナに会えることだけを希望に、苦しい箱の中生活を耐えた僕ですら、箱から出てきたときにはヌナをおもいっきり脅かしてしまうほど疲弊してたし…。
酸素ボンベ無かったら絶対死んでたと思う。
あー…自分、生きててよかった。
先ほどの声の感じでは元気そうに聞こえたけれど、その後まったくしゃべらないところをみると、ほぼほぼ自分と同じ、あの苦しい状態に陥っているのは間違いなさそうだ。
しょうがない…ここで出すだけ出して、無理矢理お帰り願おう。
でも、家の中で開けたらそのまま居座られそうだから、家の外で…。
なんて思って、箱に手を掛け玄関外に押し出そうとした瞬間、後ろから勢いよく扉が開く音がして、振り返るとAヌナが濡れた髪のまま最低限の下着だけをつけた状態で、こちらを見て立ち尽くしていた。
「どうしたんですか？Aヌナ？」
思わず箱を隠すように箱の前に立ったけれど、デカ過ぎる箱は全然隠れてなくて。
その箱を見たAヌナが僕の問いかけにも答えずに、手に持っていた端末に一心不乱に何かを打ち込み始めたのを見て、あ…ジョングクから箱について何かメッセージ貰ったんだな、…と悟った。
…まぁ、この荷物の送り主、ジョングクだからね。
でも流石に、一日に２回もくるなんて、思わないよね。
僕も追加で他の誰かが送られてくるなんて思ってもみなかったよ。
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おるが(プロフ) - Rさん» お返事させて頂きました、ご確認いただければと思います♪ (2020年9月19日 19時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - Rさん» 後ほどメッセージにてお返事させていただきますね、少々お待ちくださいませー； (2020年9月14日 9時) (レス) id: 18dc2cad43 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 続きが気になります！！パスワード教えて下さると嬉しいです！ (2020年8月25日 23時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - 。さん» 先ほどこみゅツールのメッセージにてお返事いたしましたので、ご確認をいただければと思います♪ (2020年1月19日 12時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 最高です！ぜひパスワード教えて欲しいですよろしくお願いします^_^ (2020年1月10日 23時) (レス) id: b29293d8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年1月7日 23時
