◆妓楼バンタン (ページ4)

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◆ユンギ　（TH＊主・YG）ページ4

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「おい、お前何やってんだ…」

TH「…なにって、ナニだけど？…あ、違った。教育、花魁教育の一環だよ、ヒョン！」

「んんぅ…ッ、お…オッパ…ッ、助けてッ……！」

……。

「Aの教育は俺がするっつっただろーーーーーーがっ！！余計なことしてんなクソがっ！！！」

間一髪…とでも言えばいいのだろうか。

今日は見世で常連の上客どもを集めて、夕涼みの一席を設ける予定で、その準備の為に普段あまり使っていない物置部屋に灯りを取りに来たら――…。

客と寝る用の布団の上で着物を肌蹴させ、まぐわいの真似事…というか、本当に交わる寸前の男女が眼前に飛び込んできて。

まだ営業時間でもない上に、この部屋はそもそも客を取るために用意している部屋でもないから、馬鹿な間男か、それともまだ見世の勝手も知らぬ若い衆が何かやらかしやがったのかと、そんな考えを瞬時に纏めながら。

一体全体何事かと、よくよくまぐわっている奴らの顔を見てみれば、それは今うちの見世で御職を張っているテヒョンと、そのテヒョンの下で振袖新造をやっているAで――…。

てめぇら一体何やってやがんだ、という怒り一色で、冒頭のやり取りに繋がるわけだが。

「おっ…オッパが言ったんじゃ…ないのっ…？」

「あ？何をだよ」

「夕涼みの席の前に客を虜にする手管の復習をしとけ…って…」

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