お話 53 ページ10
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「僕のことはグク、でいいですよ、Aヒョン。」
「うわー…ッ、慣れない慣れないっ…！！普通にAって呼べよーっ！！」
「駄目ですよ、僕はちゃんとそういうの守るいい子ですから！」
「どこがだよぉおおおおお！さっきめっちゃジミンいびってたじゃねーかーっ！！」
すっげー良い笑顔で俺のことをヒョン呼びしてくるジョングクに文句を言いながら共に車の外に出れば、そんな俺たちの様子をジミンが笑ってみていた。
「笑ってないで助けろよジミンー！………ジミニヒョンー！！！」
「…わっー…もうっ、ごめんってば！！謝るから僕の事ヒョン呼びするのやめてよ、Aー！！」
助けを求めながら、ふと思いついてジミンをヒョン呼びしてみれば、思いのほか堪えたようで懇願しながら近づいてきたジミンに思いの丈をぶつける。
「俺の気持ちを思い知ったかーっ！！でも、慣れないからやっぱジミンって呼び捨てる…、ジミンー、ジミンからもグクに普通に呼んでって言ってくれよぉおおおお！！！」
ヒョン呼びしてみたけど、全然しっくりこなかったし、もうずっとジミンって呼んでたから違和感が半端ない…。
俺には無理だ…と即諦めて元通りの呼び捨てで呼びながら、再度ジミンに助けを求めてみたけれど、返ってきた答えはまったくもってブレてなくて、というか…グクの顔を見てジミンの顔がひぃいいってなったのを俺は見逃さなかった…。
「えー………いや、できれば僕もAの為に頑張りたいよ？…あ、いや………、ごめん、やっぱ無理。ムリなものは無理だよAー…、A、僕応援してるから、頑張って！」
これ以上何をどう頑張れって言うんだよー！！
お前に無理なことを俺ができるわけないだろうがよぉおおおおう…！！！
「グクー…さんー？」
淡い期待を胸に俺の後ろにいるジョングクの方に振り返れば、にっこり笑顔のグクに再びヒョン呼びされて、がっくりと崩れ落ちる。
「グク、ですよ。何ですか？Aヒョン♪」
「お前ッ、すげー楽しんでるだろこの状況ー！！」
「あはっ、バレましたか？顔はジミニヒョンなのに、ヒョンとは違う反応なんでちょっと楽しくなっちゃってました！」
だろうな、だと思ったよ…！！
俺ももう諦めるよ！！
「わかった…ヒョンでいいよ、もうー…。っていうか、部屋行くんだろ？」
当初の目的を思い出し、そう声を掛ければ、二人ともハッとしたような反応だった。
忘れすぎだろ、おい…。
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おるが(プロフ) - トナさん» トナ様、大変お待たせ致しましたーーーーー!!!またお楽しみいただける様、ちょっとずつですが更新頑張りますねー！コメントありがとうございます！励みになります♪ (2022年4月13日 11時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - いおりさん» お話愉しんで頂けているようで嬉しい限りです。まったりとですが更新を再開しておりますので、またよろしければ覗いてみてやってください♪コメントありがとうございました！ (2022年4月13日 11時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
トナ(プロフ) - 久々の更新待ってました...!!!!!!楽しみに待ってます♡ (2022年4月12日 1時) (レス) @page30 id: 277f38f1a9 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - わちゃわちゃ感が最高で見ていて、笑顔になりました!!更新、楽しみに待ってます!!!! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 0fd6172cb6 (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - たろさん» コメントありがとうございます♪お話、愉しんで頂けているようで嬉しい限りです♪まったりですがこれからも更新して参りますので、お楽しみいただける様頑張りますねー！ (2020年11月23日 2時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年9月16日 2時
